「えっ…、フェラーリ!?」ブランド初の“完全EV”世界初公開! 新型「ルーチェ」は4モーター搭載で計1060馬力 2026年末にデリバリー予定
価格は50万ユーロ超 2026年末から2027年にかけ
伊フェラーリは2026年5月26日、ブランド初となるフルEV「Ferrari Luce(フェラーリ・ルーチェ)」を発表しました。
車名の「Luce」はイタリア語で“光”を意味しており、同社はこのモデルを単なる電動車ではなく、「マラネッロの新たな章」を象徴する存在と位置づけています。
フェラーリといえば、高回転型V12エンジンや官能的なサウンドを持つスポーツカーのイメージが強く、電動化への対応には慎重な姿勢を見せてきました。しかし近年はハイブリッド技術を積極的に導入しており、「SF90 Stradale」や「296 GTB」などを通じて電動化技術を蓄積。今回の新型Luceは、その延長線上にある“完全電動フェラーリ”として誕生しました。
デザイン面でも従来のフェラーリとは大きく異なります。
開発には、元Appleデザイナーのジョナサン・アイブ氏とマーク・ニューソン氏が率いるデザイン集団「LoveFrom」が参加。滑らかで未来的なフォルムを採用し、従来のスーパーカーというより、高性能GTカーのような印象を与えます。4ドア・5人乗りというパッケージもフェラーリとしては異例で、ブランドの新境地を感じさせます。

パワートレインは4基の電動モーターを搭載し、システム出力は1060馬力を発生。
0-100km/h加速は約2.5秒、最高速度は300km/h超とされ、フェラーリらしい圧倒的なパフォーマンスを維持しています。122kWhの大容量バッテリーと800Vアーキテクチャを採用し、航続距離は約530kmに達するといいます。
ボディサイズは全長5026mm✕全幅1999mm✕全高1544mm、ホイールベースは2981mmで、乾燥重量は2260kgです。後席も用意され、5人乗りを実現しています。
フェラーリが特にこだわったのが“感性”の部分だといいます。
EV化によって失われると指摘されがちなエンジンサウンドについては、独自の音響システムを開発。機械振動や駆動音を活用し、ドライバーに感覚的な高揚感を与える仕組みを導入しています。
また、インテリアには物理スイッチを積極的に残し、近年のEVに多い“全面タッチパネル化”とは異なる方向性を打ち出しました。
ただし、その大胆なデザインについては賛否も巻き起こっています。海外SNSや掲示板では「フェラーリらしくない」といった声も見られる一方、「未来のフェラーリ像として興味深い」という意見もあります。ブランドの象徴である内燃機関を捨てることへの戸惑いも含め、世界中のファンの間で大きな議論を呼んでいます。
価格は50万ユーロ超とされ、デリバリー開始は2026年末から2027年にかけてを予定。販売台数は限定的とみられています。大量販売を狙うモデルではありませんが、Luceはフェラーリが“EV時代にどう存在感を示すのか”を世界に示す重要な一台になりそうです。
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