1.8リッターの6気筒がシビレるね! 21年前のホンダ“限定生産クルーザー”を米国オークションで発見 バツグンの存在感を放つ「ルーン」って知ってる?
海外専用の限定生産モデルとして誕生したホンダ・ルーンの全貌
2026年5月、アメリカのオークションサイト「Bring a Trailer」にて、2005年式のホンダ「ルーン」が発見されました。
ルーンは、ホンダが2004年に海外専用のフラッグシップモデルとして投入した限定生産の大型クルーザーです。
このモデルは、もともと「ワルキューレ」をベースにしたコンセプトモデルであり、量産車としては異例ともいえる独創的なフォルムをそのままに市販化されました。
当時の他の大型クルーザーと比較しても、その存在感は際立っており、単なる移動手段を超えた工業製品としての存在意義を問うようなパッケージングが特徴となっています。

外観デザインにおいては、アルミ製のツインスパーフレームを核に、タンクからリアフェンダーにかけて流れるようなラインが構築されています。
フロントサスペンションには、一般的なテレスコピック式ではなく、クローム仕上げのトレーリングリンクフォークを採用しており、独自のメカニズムを視覚的にも強調しています。
リア周りについても、片持ち式のスイングアームであるプロアームを採用し、ユニットプロリンク式のモノショックと組み合わせることで、すっきりとした造形と高い剛性を両立しています。
また、灯火類には、三角形のハウジングに収められたデュアルヘッドライトや、リアフェンダーに垂直に埋め込まれたLEDテールランプが採用されており、細部に至るまで専用設計が徹底されています。
そして、パワーユニットには、1832ccの水冷4ストロークSOHC水平対向6気筒エンジンが搭載されています。
このエンジンは2バルブ仕様で、電子制御燃料噴射装置を組み合わせ、当時のスペックとして最高出力118ps、最大トルク163Nm(120lb-ft)を発生する能力を持っています。
トランスミッションは5速リターン式で、駆動系にはスイングアーム内に密閉されたシャフトドライブ方式が採用されています。
排気システムは6本のエキゾーストパイプが2本のサイレンサーへと集約される6-into-2構造となっており、クローム仕上げによる装飾性が付与されています。
安全面や操作面では、ホンダ・イグニッション・セキュリティ・システム(HISS)が装備されており、キーを抜くことでイモビライザーとステアリングロックが作動する仕組みとなっています。
くわえて、制動系については、フロントにニッシン製の3ピストンキャリパーとドリルドローターのダブルディスク、リアに同2ピストンキャリパーを備えるトリプルディスクブレーキが装備されるなど、重量級の車体を制御するための構成が整えられています。
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