「瀬戸内の風景に馴染む青いカラーがカッコいい!」“広島-呉-松山航路”に瀬戸内海汽船の新造高速船「アイヴァント」が5月、就航 ネットでの反響とは
次世代の推進技術と意匠を融合させた新型高速船アイヴィントの構造
瀬戸内海汽船は、創立80周年記念事業の一環として建造を進めていた新造高速船「AIVINT(アイヴィント)」を、2026年5月24日より広島・呉から松山を結ぶ定期航路へ投入しました。
アイヴィントは、これまで同路線を担ってきた旧型高速船の代替として導入されたものだといいます。
アイヴィントという船名は一般公募によって決定されたもので、広島と呉の旧国名である安芸の「A」と、松山の旧国名である伊予の「I」、さらにドイツ語で風を意味する「VINT」を組み合わせた造語となっています。
外観デザインは、以前手がけたクルーズフェリー「シーパセオ」のイメージを継承しつつ、ホワイトとブルーのコントラストを基調にアクセントカラーとしてレモンイエローを配し、水平のラインに斜めの造形を組み合わせることで風をとらえて進む躍動感を表現した造形となっています。
また、内装については、乗客が船内にいながら海に包まれているかのようなリラックスした気分を味わえるよう、腰の高さで白と青を水平に切り替えたシンプルながら大胆な配色が選択されました。
船体の主要諸元は、全長31.5メートル、全幅7.0メートル、深さ2.6メートル、総トン数110トンとなっており、最大搭載人員は99名です。

技術的な最大の特徴は、ドイツの推進器メーカーであるフォイト社製の推進器「フォイト・リニアジェット」と、ドイツのMTU社製エンジンを搭載している点にあります。
この推進器と最適化された船型の組み合わせにより、最大船速28ノットという高速航行を維持しながらも、優れた推進性と低燃費を両立させて環境負荷の低減を図っています。
さらに、このリニアジェットシステムは従来のプロペラ推進等と比較して静粛性にも優れており、航行中の船内における騒音や激しい振動を抑制する構造となっています。
これにより、乗客が移動中に静かで揺れの少ない時間を過ごしながら、会話や景色を心ゆくまで楽しめるよう配慮された設計がなされています。
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