1000馬力超えの怪物EVスポーツカー!? BMW「Mコンセプト ノイエ・クラッセ」世界初公開 4モーターを搭載した次世代のハイパフォーマンスモデル
超高性能頭脳「ハート・オブ・ジョイ」を搭載
独BMW M社は2026年6月12日、伝統のル・マン24時間レースの舞台において、次世代電気自動車(EV)ファミリーの最高峰を示唆するコンセプトモデル「BMW M コンセプト ノイエ・クラッセ(BMW M Concept Neue Klasse)」を世界初公開しました。
Mコンセプト ノイエ・クラッセは、2026年3月に発表された新型EVセダン「i3」をベースにした新型スポーツモデルです。
新型i3のボディサイズは全長4760mm✕全幅1865mm✕全幅1480mm、ホイールベースは2897mmと発表されているため、Mコンセプト ノイエ・クラッセも同等のサイズとなります。

「サーキットで生まれ、ストリートのために作られた」というBMW Mの不変の哲学を体現するこのモデルは、一目でハイパフォーマンスカーとわかるアグレッシブな新デザイン言語と、モータースポーツ直系の最先端電動テクノロジーを高次元で融合させています。
エクステリアは、力強いプロポーションと鍛え上げられた筋肉のようなショルダーライン、そしてワイドなホイールアーチによって、圧倒的な存在感を放ちます。
フロントマスクには、前方に傾斜した伝統の「シャークノーズ」を踏襲しつつ、ヘッドライトとキドニーグリルを一体化させた革新的なライトシグネチャーを採用。GTレーシングカーやLMDhマシン「BMW M ハイブリッド V8」を彷彿とさせる黄色い高輝度LED「Mイエローライト」が組み込まれており、これが今後のBMW Mモデルの新たなアイコンとなることが示されました。
フロントエプロンは高速セーリングボートにインスパイアされた3分割の「トリマラン(三胴船)スタイル」で仕立てられ、空力性能を高めるフロントスプリッターを構造的に支えています。
リアまわりでも同様のトリマランデザインとディフューザーが組み合わされ、印象的なダックテールスポイラーが強力なダウンフォースを生み出します。さらに、フロントスプリッターやボンネットの空気排出口には天然繊維素材が贅沢に使用され、新開発のモンザ・レッド・メタリックのボディカラーやセンターロックホイールがモータースポーツとの深い繋がりを強調しています。
ドライバー中心に設計されたコクピットも、次世代の純電動Mモデルにふさわしい緊張感に満ちています。
4席の独立したバケットシートはダイナミックなコーナリングでも乗員を完璧にホールドし、シート表皮にはBMW Mのテーマカラーを表現した「バサースト・ブルー」と「ベリー・レッド」の2トーン・メリノレザーを採用。さらに、BMW Mとして初めてステアリングホイールやドアパネルに高品質なブラックのヌバックレザーが導入されました。ダッシュボードはブラックのニット素材で覆われ、M専用のヘキサゴン(六角形)バックライトが浮かび上がります。

そして、このコンセプトの核となるのが、異次元の走りを実現する新開発のパワートレイン「BMW M eDrive」です。
ノイエ・クラッセに搭載される第6世代のEVテクノロジーをベースに、じつに4基の電動モーターを搭載。先日発表された新型「i3 50 xDrive」では前後アクスルに電気モーターを搭載、システム全体で469馬力・645Nmを発生すると公表されていますが、Mコンセプト ノイエ・クラッセの詳細なスペックは発表されていません。
電動モーターを統合制御するのが、超高性能車載コンピュータ「ハート・オブ・ジョイ(Heart of Joy)」に組み込まれた独自のトルクベクタリング技術「BMW M ダイナミック・パフォーマンス・コントロール」です。
各ホイールの駆動と制動をミリ秒単位で完全に独立制御することで、これまでの常識を覆す異次元のトラクション性能とダイレクトなレスポンス、そしてサーキット走行に耐えうる高い冷却・熱管理性能を実現しました。
バッテリーシステムには800Vの高電圧テクノロジーを採用し、100kWh以上の大容量高電圧バッテリーをフロントとリヤの車軸に構造的につなぎ合わせることで、ボディ剛性の向上と圧倒的な低重心化にも貢献しています。
伝統のル・マンという聖地でベールを脱いだ「BMW M コンセプト ノイエ・クラッセ」は、エンジンがモーターへと変わろうとも、BMW Mが紡いできた走りの情熱は、何ひとつ失われないことを証明する、極めてエキサイティングなマイルストーンと言えます。
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