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雨の日の事故件数は晴天時の約4倍!「白線だけ気をつければ大丈夫」はダメ “濡れたマンホール”に潜む危険性とスリップ事故を防ぐコツとは

雨天時のスリップ事故を未然に防ぐための具体的な運転対策

 雨の日の運転でスリップ事故を防止するために、最も重要かつ効果的な対策は、全体の走行速度を十分に落とすことです。

 雨天時の事故の多くは速度の出し過ぎが原因となっており、晴天時と同じ感覚でカーブに進入するとタイヤが横滑りを始めます。

 たとえば、水たまりのある道路を高速で走行すると、タイヤと路面の間に水の膜ができるハイドロプレーニング現象が発生することがあります。

 この現象が起きるとハンドルやブレーキが一切利かなくなり、バイクのコントロールが完全に不可能な状態に陥ります。

 また、濡れた路面ではブレーキを踏んでから完全に停止するまでの制動距離が長くなるため、前方車両との車間距離を普段より長く確保することが不可欠です。

雨天時の道路にはマンホールのふたや白線といった滑りやすい要因が数多く存在
雨天時の道路にはマンホールのふたや白線といった滑りやすい要因が数多く存在

 JAFが行ったユーザーテストによると、タイヤの残り溝が浅くなるほどウェット路面での制動距離が大幅に伸びることが実証されています。

 溝の深さが2分山まで摩耗したタイヤでは、新品タイヤと比較して、濡れた路面を時速100kmで走行した場合の制動距離が約1.5倍にまで長くなるという結果が出ています。

 とくに二輪車や自転車が交差点やカーブを曲がる際、荷重が傾いた状態でマンホールや白線を踏むと瞬時にバランスを崩します。

 そのため、運転中に「急ブレーキ」「急ハンドル」「急加速」といった、急のつく操作を絶対に避けることが基本となります。

 一般道路においては、視界の悪化に加えて、歩行者や自転車の存在にも普段以上の注意を払わなければなりません。

 雨の日の歩行者は傘を差していることで周囲への視界が狭くなっており、車両の接近に気付きにくい傾向があります。

 このように、路面状況の把握と速度抑制、そして車両の確実なメンテナンスを行うことが、雨の日の安全な走行につながります。

※ ※ ※

 雨天時の道路には、アスファルトの路面だけでなく、マンホールのふたや白線といった滑りやすい要因が数多く存在しています。

 とくに金属製のマンホールは、摩耗や雨水によって著しく摩擦力が低下するため、走行時には細心の注意が必要です。

 常に先を見通した安全な速度選択と適切な車間距離の確保を心がけ、スリップ事故の危険を回避することが求められます。

Gallery 【画像】事故ってからでは遅い! 雨の日に気おつけるべき道路の危険か所を写真で見る(10枚)
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東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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