“きょうを、だいじに。”から読み解く、象印マホービン「炎舞炊き」と「EVERINO」が大事にしている本当の価値
「EVERINO」は、料理を頑張れない日の食卓を救う
一方のオーブンレンジ「EVERINO」は、炎舞炊きとは別の角度から“今日の食卓”を支えています。
EVERINOといえば、象印が展開するオーブンレンジシリーズです。30Lモデルでは、底と奥の2方向からマイクロ波を出すツインエンジン構造や、上下2段で異なる温度に温められる2段あたためなど、かなり独自性の強い機能を打ち出してきました。一方、今期の26Lモデルでは、好評の「うきレジ」でできることが広がっています。
うきレジは、食材を庫内で浮かせるようにして加熱する象印独自の機能です。食材が入ったガラスボウルを浮かせることで、食材の周囲からも熱を回しやすくなり、あたためや調理の仕上がりを整えやすくする。
今回のモデルでは、そのうきレジを使ったメニューの幅が広がり、日々の食卓でさらに使いやすくなっています。
この機能の価値は、単に「便利」という言葉だけでは足りません。私が注目したいのは、料理を頑張れない日の食卓を救うということです。

食生活が崩れる理由は、決して大げさなものではありません。冷蔵庫に食材はあるけれど、鍋を出すのが面倒。惣菜を買ってきたけれど、そのままでは少し味気ない。もう一品あれば食卓が整うのに、それを作る気力がない。そういう小さな面倒が、家で食べることのハードルになります。
EVERINOは、そのハードルを下げる家電です。
冷凍ごはんを温める。作り置きのおかずを温め直す。惣菜をおいしく戻す。野菜を使った副菜を用意する。うきレジで、カレーや煮物のような日々の食事に使いやすいメニューを任せる。どれも、レストランのような一皿を作る話ではありません。けれど、今日の食卓には十分効きます。

料理は、毎日頑張れる人ばかりではありません。むしろ、多くの人にとって料理は、仕事や家事や育児や移動のあとに残された体力で向き合うものです。だから、家電が肩代わりすべきなのは、特別な料理の演出だけではない。食卓をゼロにしないための一手間です。
EVERINOは、その方向を見ているように感じます。映える料理をつくるためだけでなく、疲れた日にも「これなら家で食べられるかもしれない」と思わせてくれる。その意味で、EVERINOは調理家電であると同時に、日常のリカバリー家電でもあるのです。

主食と一品。この2つがそろうだけで、食卓は崩れにくくなる
炎舞炊きとEVERINOを並べて見ると、象印が何を大事にしているのかがよくわかります。
炎舞炊きは、ごはんを支える家電です。お米をおいしく炊き、炊いた後もおいしく保つ。EVERINOは、おかずや温め直し、一品追加を支える家電です。惣菜を温め直す、冷凍ごはんを戻す、もう一品を用意する。主食と一品。この2つがそろうだけで、食卓は驚くほど崩れにくくなります。
これは、決して小さな話ではありません。
忙しい毎日のなかで、人は完璧な食卓をつくれません。毎日、出汁をとり、野菜を切り、魚を焼き、汁物を用意する。そんな生活が理想だとしても、現実にはなかなか続かない。
けれど、おいしいごはんがある。温め直したおかずがある。あと一品をレンジに任せられる。それだけで、今日の食卓は成立します。

象印の家電は、生活者に無理強いしません。
「もっとちゃんと料理しましょう」と言うのではなく、「今日できる範囲で、少しおいしく食べましょう」と寄り添ってくる。ここがいい。家電は、生活者に努力を強いるものではなく、努力しきれない日を支えるものであってほしい。炎舞炊きとEVERINOには、その思想があるように感じます。
継続されるプロダクトには共通点があります。それは、ユーザーの生活に無理なく入り込むことです。どれほど優れた機能でも、使うたびに気合いが必要なら続きません。逆に、いつもの行動の中に自然に溶け込み、気づけば生活の質を底上げしているものは強い。
炎舞炊きの保温や、EVERINOのうきレジは、まさにそうした機能です。大きく生活を変えるというより、今日の食卓を少しだけ崩れにくくする。だから毎日効いてくる。
家電は、暮らしを劇的に変えるだけではない
家電は、ときに暮らしを劇的に変えます。洗濯機は洗濯板の時代を終わらせ、冷蔵庫は食材保存の常識を変え、ロボット掃除機は掃除という家事の概念を変えました。そうした大きな変化は、もちろん素晴らしい。
けれど家電の価値は、それだけではありません。
今日のごはんをおいしく炊く。昨日のごはんを翌朝も食べやすく保つ。買ってきた惣菜をおいしく温め直す。あと一品を、鍋を出さずに用意する。疲れた日でも、家で食べる選択肢を残しておく。
そういう小さなことも、家電の大切な役割です。
炎舞炊きとEVERINOが大事にしている本当の価値は、そこにあるのだと思います。特別な日のごちそうではなく、なんでもない日のごはん。完璧な食卓ではなく、崩れない食卓。今日という一日を、少しでもおいしく終えるための土台。
「きょうを、だいじに。」という言葉は、象印の家電を見たあとだと、単なるブランドメッセージではなく、生活家電のひとつの理想のように聞こえてきます。
未来を語る家電が増える時代に、今日を見つめる家電がある。
それは、思っている以上に豊かなことではないでしょうか。
製品概要
象印マホービン 圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊き」
価格:オープン価格
主なラインアップ:NX-AB型、NW-NB型、NW-UU型など
主な機能:ローテーションIH構造、複数の底IHヒーターによる大火力炊飯、炊き分け機能、保温機能
特徴:釜内に複雑な対流を生み出し、お米を舞い上げるように炊き上げる象印の高級炊飯ジャーシリーズ。炊き立てのおいしさだけでなく、炊いた後のごはんをおいしく保つ保温性能にもこだわっている。
象印マホービン オーブンレンジ 「EVERINO」
価格:オープン価格
主なラインアップ:ES-LA30、ES-GY26など
主な機能:すごはやWレンジ、2段あたため(30Lのみ)、芯までレジグリ、全方位あたためうきレジ(26Lのみ)、揚げ物サクレジなど
特徴:あたため直しから一品調理まで、日々の食卓を支える象印のオーブンレンジシリーズ。26Lモデルでは「うきレジ」でできることを広げ、忙しい日の調理や温め直しをより手軽にしている。
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