「うわっ、可愛すぎる…」フィアット500風のレトロデザインが人気の「トポリーノ」が米国でも販売決定! 全長2.5mのマイクロEVに“勝算”はある?
全長2.5mの超小型車は米国市場でどういうニーズを獲得するのか
ステランティスの伊ブランド、フィアットは2026年7月7日、同ブランドのマイクロEV「トポリーノ(Topolino)」を米国で販売すると発表しました。
トポリーノは、2023年7月4日に世界初公開された2シーターのマイクロEV(電気自動車)です。イタリア語でハツカネズミを意味するトポリーノは、1936年に登場したフィアット初代「500」の愛称として知られていました。ちなみに初代500は、第2次世界対戦前から戦後の1955年まで生産された2シーターコンパクトモデルで、最終的には60万台を超えるヒットモデルとなりました。
全長2530mm×全幅1390mm×全高1520mmという超小型サイズで、車両重量は485kgです。乗車定員は2名になります。2020年にステランティスの仏ブランドから登場したマイクロモビリティカー「アミ」をベースに開発したピュアEVとして、およそ67年ぶりに復活しています。
トポリーノは、フランスやイタリアなど欧州各国では運転免許を必要としない超小型四輪で、検定に合格するともらえる交通安全証明書(AMライセンス)を所持することを条件に運転が可能です。ちなみにAMライセンスはフランスやイタリア、ポーランド、ポルトガル、ハンガリーなどでは14歳から取得可能なため、トポリーノはそれらの国では14歳から、多くの欧州各国では16歳から運転することが可能となっています。
エクステリアは、フロントの丸目ヘッドライトやリアのタテ型コンビライトなど、兄貴分の「フィアット500e」のレトロなデザイン要素をふんだんに採り入れており、ベースのシトロエン・アミとは異なる個性を発揮しています。

搭載されるモーターの最高出力は6kW(約8.2ps)で、リチウムイオンバッテリーは5.4kWh。これにより、最高速度45km/hでの走行と、最大航続可能距離75kmを達成しています。
※ ※ ※
そんなトポリーノが、ついに米国で販売されることが決定しました。2026年夏後半には公道走行が可能になります。
ボディスタイルは、通常のトポリーノとオープンスタイルの「トポリーノ・ドルチェヴィータ」の2種類で、車両価格は1万3995ドル(日本円で約227万円)から。現在、米国の一部のディーラーにて数量限定で予約販売されています。
米国ではゴルフカートの所有者のほとんどが、ゴルフコースで使う以外の目的でこれらの車両を購入しているといいます。トポリーノは海岸沿いのドライブやリゾート地からプライベートな住宅街まで、あらゆる場面を想定して設計された低速電気自動車で、現在の市場が対応しきれていない幅広い需要に応えるとしています。

フィアットブランドCEOのオリヴィエ・フランソワ氏は「トポリーノは、サイズだけでなく目的によって定義される、米国におけるブランドの新しい章を表しています。私たちは感覚、ライフスタイル、モビリティが楽しく、表現豊かで、美しくシンプルになり得ることを思い出させてくれます。
フィアットは、小型車における伝統を受け継ぎ、モビリティを再定義し、進化する顧客ニーズを予測することで、引き続き他社とは一線を画しています。トポリーノの導入により、フィアットは紛れもないイタリアンデザインと象徴的なキャラクターをこの急成長セグメントにもたらし、都市や近隣の移動手段を再考する、新鮮でスタイリッシュな選択肢を提供します」とコメントしています。
VAGUEからのオススメ
海と向き合い、自らを再起動する――プロセーラーが語る、シチズン「プロマスター」で“限界を超える”意味とは【PR】