「空いているから」と追い越し車線を走り続けた結果… まさかの違反切符!? 夏休みの帰省・旅行時に気をつけたい高速道路の“意外な落とし穴”とは
重大な事故を防ぐために守るべき高速道路の走行ルールと注意点
高速道路は一般道路に比べて走行する速度域が格段に高いため、ドライバーのちょっとした不注意や交通ルール違反が思わぬ大事故につながる危険性を孕んでいます。
たとえば、時速100kmで走行しているクルマは、わずか1秒間に約28mもの距離を進むことになります。
そのため、考えごとをしたり周囲の景色に気を取られたりするような脇見運転は、追突や玉突き事故に直結する非常に危険な行為といえます。
また、高速道路上では法律によって駐停車が原則として禁止されています。
路肩や路側帯での停車は、後続の車両から追突されるおそれがあり大変危険です。
故障などにより、十分な幅のある路肩や路側帯にやむを得ず駐停車する緊急時以外は、駐車や停車をしてはいけません。
くわえて、渋滞が発生している際でも、路肩の走行は絶対に行ってはならない行為です。
路肩がふさがってしまうと、救急車やパトカーといった緊急自動車の走行や救助活動の妨げとなる事態を招きます。

さらに、高速道路は一方通行であるため、目的のインターチェンジを通り過ぎてしまったからといって、本線上や料金所付近でUターンやバックをすることは厳禁です。
近年では、サービスエリアやパーキングエリアから本線車道に戻る際に進行方向を間違え、逆走によって対向車と衝突する重大な事故も発生しています。
また、走行中の運転操作についても、高速走行での急ブレーキや急ハンドルは車両のコントロールを失う原因となります。
速度を落とす際には、エンジンブレーキとフットブレーキを併用し、徐々に減速していくことが推奨されます。
くわえて、環境の変化に対する注意も怠ってはなりません。
強風が吹いている時には速度を抑え、トンネルや切り通しの出口付近では急な横風にハンドルを取られないよう警戒する必要があります。
トンネル内では一時的に視力が低下することもあり、入り口や出口付近では周囲のクルマの速度が変化する傾向があるため、前方の状況を常に注視して安全な速度で走行することが重要です。
※ ※ ※
高速道路の追い越し車線は、文字通り追い越しなどの特定の目的のために設けられた車線であり、走り続ける場所ではありません。
道路交通法に基づいた正しい通行帯の利用を心がけることは、交通の円滑化だけでなく、無用なトラブルを防ぐことにもつながります。
速度域が高い高速道路だからこそ、基本となる交通ルールを遵守し、常に周囲の状況に気を配る安全運転の意識を持つことが不可欠です。
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