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19年前の“25周年記念モデル”が米国オークションに登場 走行1000マイル未満 VTEC搭載の極上ホンダ「VFR800インターセプター」の価値

956マイルを維持した25周年記念モデルの詳細とオークション結果

 今回出品された個体は、北米市場向けに販売された2007年式のモデルです。

米国オンラインオークションに出品、落札された2007年式のホンダ「VFR800 インターセプター 25周年記念スペシャル」
米国オンラインオークションに出品、落札された2007年式のホンダ「VFR800 インターセプター 25周年記念スペシャル」

 外観は、パールフェイドレスホワイトとパールスペンサーブルーの組み合わせにレッドのストライプが施された、25周年記念専用のカラーリングとなっています。

 このカラーリングは、1980年代のアメリカ国内レースで活躍したV型4気筒エンジン搭載のスポーツモデルである「V45インターセプター」を連想させる意匠です。

 車体には、ブルーに塗装されたサイドケースや、取り外し可能なリアのシートカウルが装着されています。

 足まわりについては、ブラックに塗装された17インチのアルミキャストホイールが採用されています。

 タイヤは、出品に向けた準備の段階でダンロップ製の新品へと交換されました。

 ブレーキシステムは、フロントに296mmのフローティングローターとニッシン製キャリパーの組み合わせ、リアには256mmのシングルローターを採用しています。

 ハンドル周りには、トップブリッジの上にマウントされたクリップオンハンドルが備わっています。

 計器類は、中央に1万1800回転からレッドゾーンとなるアナログ式のタコメーターが配置されています。

 その左右には液晶画面が設けられ、左側にデジタルスピードメーター、右側に燃料計や水温計が表示される仕組みです。

 搭載されるエンジンは前述と同じ仕様ですが、北米向けの出力設定として最高出力110ps、最大トルク約82Nmを発生させる性能を有していました。

 走行距離については、デジタルオドメーター上の表示は956マイルとなっており、新車時からあまり走行されていないことが確認できます。

 現在の所有者は2026年3月にインディアナ州でこの個体を取得し、およそ90マイルを走行しました。

 全体的な状態として、左側のサイドケースに塗装の欠けがあり、右側のカウルパネルに擦れ跡が見受けられます。

 また、フロントフォークのアッパーヨーク部分には酸化による表面の変質が確認できますが、それ以外は良好な状態を保っています。

 エンジン周りや機関系については、出品に向けた準備として多岐にわたる整備が実施されました。

 具体的には、エンジンオイル、冷却水、バッテリー、スパークプラグの交換が行われています。

 さらに、燃料システムの清掃に加え、燃料ポンプの交換、燃料センダーとインジェクターのOリング交換も実施され、走行に向けた状態が整えられました。

 この個体は最終的に10件の入札を集め、最終的に1万1000ドル(約179万円)で落札されました。

※ ※ ※

 今回落札されたVFR800インターセプター25周年記念スペシャルは、V型4気筒エンジンの歴史を語る上で重要なモデルです。

 1000マイル未満という低走行を保ちつつ、必要なメンテナンスが施された状態であることが、落札価格に直結したと考えられます。
 
 北米市場において、このような特別なカラーリングをまとった日本メーカーのスポーツツアラーは、コレクターアイテムとして評価を集めています。

 今後も、状態の良い記念モデルや限定モデルがオークションに登場するたびに、相応の価格で取引されていくことが予想されます。

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東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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