19年前の“25周年記念モデル”が米国オークションに登場 走行1000マイル未満 VTEC搭載の極上ホンダ「VFR800インターセプター」の価値
V4エンジンの系譜を継ぐ、VTEC搭載のスポーツツアラー
2026年6月、アメリカのオークションサイト「Bring a Trailer」にて、2007年式のホンダ「VFR800 インターセプター 25周年記念スペシャル」が発見されました。
ベースとなった「VFR」は、排気量781ccのV型4気筒エンジンを搭載したロードスポーツとして、1998年4月にデビューしました。
前身のモデルである「VFR750F」から進化を遂げ、排出ガス規制に対応するために開発されました。
フューエルインジェクションと排出ガス浄化システムを備えながらも、VFRシリーズが長年培ってきた高い運動性能を維持しています。
また、のちに多くのバイクで普及することになる前後連動式ブレーキシステムを、国内モデルとしていち早く採用したのもこのモデルでした。

2002年にはフルモデルチェンジを受け、カウルデザインを一新するとともに、当時流行していたセンターアップレイアウトのマフラーを採用しています。
さらに、エンジンの回転数に応じて吸排気のバルブ稼働本数を切り替えるVTECシステムを、V型4気筒エンジンに対して初めて採用しました。
これにより、それぞれの回転域に応じたパワー供給を行うとともに、静粛性や環境性能の向上も図られています。
デザイン面では、高い剛性を持つアルミ製のツインスパーフレームを採用し、片持ち式のプロアームスイングアームと組み合わせることで、独特の車体構造を形成しています。
2006年モデルでアンチロックブレーキシステムを標準装備したあとに、2007年にトリコロールカラーのスペシャルモデルを投入して、約10年の歴史に一旦幕を下ろしました。

技術的な側面では、水冷4ストロークDOHC4バルブV型4気筒エンジンを搭載しています。
最高出力については、日本国内仕様の公称スペックでは80ps、最大トルクは69Nmを発生させます。
トランスミッションは常時噛合式の6段リターンを採用しており、スムーズな加速を実現するためのギア比が設定されています。
フロントにはクリアスクリーンが装着され、高速走行時の風防効果を高める構造となっています。
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