半世紀前に登場して北米で大ヒット! いまも語り継がれる伝説の名車カワサキ「Z1」が米国オークションに登場 徹底レストアされた個体の価値は
フルレストアが施された1973年式モデルとオークションの行方
今回出品された個体は、1973年式のモデルです。

2025年に現在の所有者が長期間保管されていた分解状態のプロジェクト車両として購入し、その後2026年5月にかけて大規模なレストア作業が行われました。
外装部品は、メタリックブラウンとオレンジのカラーが施された代替ボディワークに交換されています。
ブラックの粉体塗装が施されたダブルクレードルフレームに、4.7ガロンのフューエルタンクとダックテールカウルが組み合わされています。
また、シートはドレミコレクション製のダブルシートが装着され、クロームメッキのリアグラブバーやフェンダーと相まって、当時の雰囲気を再現しています。
足回りについては、フロントに19インチ、リアに18インチのクロームワイヤースポークホイールが装着されています。
タイヤはシンコー製の「SR712」が組み合わされており、ディスプレイとしてだけでなく実際の走行も想定した選択がなされています。
ブレーキシステムは、フロントに296ミリのローターを持つデュアルディスクブレーキが追加装備され、リアは200ミリのドラムブレーキが採用されています。
くわえて、フロントフォークはオーバーホールされた36ミリのテレスコピック式で、リアにはレッドリフレクター付きのアジャスタブルショックが備わっています。
そして、ハンドル周りには、クローム仕上げのハンドルバーと、再調整されたスイッチ類やブラック仕上げのデュアルミラーが配置されています。
計器類は日本電装製で、160マイル表示のスピードメーターと1万2000回転表示のタコメーターが確認できます。
走行距離については、レストア完了後から320マイル(約515キロメートル)が刻まれていますが、車両の総走行距離は不明と記載されています。
搭載される903ccのエンジンは、クランクシャフトの再構築やシリンダーのボーリング、ピストンおよびリングの交換など、徹底したオーバーホールが実施されました。
吸気系には28ミリ径のミクニ製VMキャブレターが4基搭載されており、これらも完全にリビルトされています。
また、排気系にはZ1エンタープライズ製のクローム4-into-4マフラーが装着され、点火系は電子イグニッションシステムにアップデートされています。
さらにワイヤーハーネスやバッテリー、ドライブチェーン、スプロケット類も新品に交換されており、メカニカルな部分は非常に良好な状態に保たれています。
全体的な状態としては、フレームの再塗装からエンジンの内部部品に至るまで、多岐にわたる部品の修復と交換が行われており、実働状態に復元されています。
なお、今回のオークションでは18件の入札を集め、最終的に2万ドル(約327万5000円)で落札されました。
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今回オークションに登場したZ1 900は、日本のモーターサイクル史において重要な位置を占める歴史的なモデルです。
多大な時間と費用をかけて徹底的にレストアされた個体が高値で取引された事実は、日本のビンテージモーターサイクルに対する国際的な評価の高さを物語っています。
今後もこのような歴史的価値のある車両は、世界中の愛好家の間で注目を集め続けると考えられます。
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