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半世紀前に登場して北米で大ヒット! いまも語り継がれる伝説の名車カワサキ「Z1」が米国オークションに登場 徹底レストアされた個体の価値は

カワサキの歴史に名を刻む900スーパー4とZ1 900の系譜

 2026年6月、アメリカのオンラインオークションサイト「Bring a Trailer」にて、1973年式のカワサキ「Z1 900」が登場しました。

 Z1 900は、1972年11月に北米市場を中心として発売されたカワサキのフラッグシップモデルです。

 もともとカワサキは、1967年頃から「N600」というコードネームのもと、量産モーターサイクルとして初となる直列4気筒エンジン搭載車の開発を進めていました。

 しかしながら、開発途中であった1968年にホンダが「CB750フォア」を発表したことで、開発方針の大幅な変更を余儀なくされました。

 そこでカワサキは、ライバル車との差別化を図るために排気量を903ccまで拡大し、量産車初となるDOHC(ダブルオーバヘッドカムシャフト)機構を採用するという手法をとりました。

 このモデルはカワサキ社内での型式名が「Z1」であり、正式な車名は「900スーパー4」として世に送り出されています。

米国オークションに登場、約330万円で落札された1973年式カワサキ「Z1 900」
米国オークションに登場、約330万円で落札された1973年式カワサキ「Z1 900」

 当時のモーターサイクル市場において、このスペックは群を抜いており、世界的なヒットモデルとなりました。

 デザイン面においても、当時の主流とは異なる特徴的な要素が多く採用されています。
CB750フォアがリア部分にフェンダーを採用していたのに対し、Z1 900はシート後方にテールカウルを備えていました。

 丸みを帯びたティアドロップ型のフューエルタンクから、ダックテールと呼ばれるテールカウルへと連なる流線型のフォルムは、当時の二輪車デザインにおいて画期的な構造でした。

 技術的な側面では、空冷4ストロークDOHC2バルブ並列4気筒エンジンを搭載しています。

 総排気量は903ccであり、当時の公称スペックで最高出力82psを発揮しました。

 トランスミッションは5段リターン式を採用しており、始動方式はキックスターターとエレクトリックスターターの両方を備えています。

 当時の計測において最高速度は時速200キロメートルを超える数値を記録しており、その高い走行性能が評価されました。

 クロームメッキが施された4本出しのマフラーやフェンダーなど、各部に金属パーツが多用された重厚な造りとなっており、視覚的にも大きな存在感を示しています。

Nextフルレストアが施された1973年式モデルとオークションの行方
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Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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