VAGUE(ヴァーグ)

2人でどこまでも、いつまでも乗って行きたいね! タンデムツーリングに最適な国産「大型ツアラー」3選

続いてヤマハとホンダの大型スポーツツアラー

●ヤマハ「トレーサー9GT+」

 続いて紹介するのは、ヤマハが誇るスポーツツアラーの最高峰「トレーサー9GT+」です。

ヤマハ「トレーサー9GT+」
ヤマハ「トレーサー9GT+」

 トレーサー9GT+は、鋭い走りと長距離での快適性を高次元で兼ね備えた「トレーサー」シリーズのフラッグシップとして、2023年に登場したモデルです。

 フロントマスクには夜間のコーナリングをサポートするLEDランプが組み込まれており、コンパクトな造形ながら高い防風効果を発揮するウインドスクリーンと相まって、精悍かつ実用的なスタイルに仕上げられています。

 パワーユニットには、888ccの水冷4ストロークDOHC直列3気筒エンジンを搭載。最高出力120馬力、最大トルク93Nmを発生させ、3気筒ならではの力強いトルク感とスムーズな吹き上がりを楽しめます。

 最大の注目点は、先進の運転支援テクノロジーです。ミリ波レーダーを用いたアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)により、先行車との車間距離を保持しながらの追従走行を可能にしています。

 あわせて、レーダー情報と連動して前後ブレーキの制動力を適正化するユニファイドブレーキシステムや、クラッチ操作を自動制御する「Y-AMT」など、ライダーの疲労を大幅に軽減する最新デバイスが惜しみなく投入されています。

 シート高は845mmと860mmの2段階調整式となっており、体格や好みにあわせたポジショニングが可能です。

 車両本体価格は198万円に設定されています。

●ホンダ「NT1100」

 最後に紹介するのは、ホンダのプレミアム・スポーツツアラー「NT1100」です。

ホンダ「NT1100」
ホンダ「NT1100」

 NT1100は2022年に国内へ導入され、歴代のホンダ・ツアラーが培ってきた魅力を継承しながら、現代のツーリングシーンに求められる快適性を高次元で具現化しています。

 スタイリングは無駄を削ぎ落としたシンプルな造形でありながら、堂々としたボリュームのあるカウルが印象的です。5段階の高さ・角度調整に対応した大型スクリーンを備え、高速巡航時でもライダーにかかる風圧を効果的に和らげます。

 心臓部には1082ccの水冷4ストローク直列2気筒エンジンを搭載。最高出力102馬力、最大トルク111Nmを誇り、低中速域からトルクフルで扱いやすいパワー特性を備えています。

 機能面における最大のトピックは、ホンダ独自の二重クラッチ機構「デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)」を標準装備している点です。クラッチ操作と変速を自動化することでギヤチェンジ時のショックが軽減され、タンデムライド時の同乗者の負担も大きく抑えられます。

 さらに、シチュエーションに応じて出力フィーリングを切り替えられるライディングモードや、加速時のフロント浮き上がりを抑えるウィリーコントロールといった高度な電子制御技術も網羅しています。

 メーカー希望小売価格は184万8000円です。

※ ※ ※

 今回取り上げた3モデルは、それぞれ気筒数やエンジンレイアウトは異なるものの、いずれも二人乗りでの長距離走行をいかに快適に行えるかという点に真摯に向き合って開発されています。

クラッチ操作の自動化やミリ波レーダーによる運転支援など、最先端のアシスト技術が惜しみなく投入されているのも共通した強みと言えるでしょう。

今後も高度な自動変速システムやセンシング技術の更なる熟成によって、タンデムツーリングの快適性がどこまで引き上げられていくのか、今後の技術動向から目が離せません。

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東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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