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3億円超えもあるか!? 走行わずか116キロ ビッカビカの白い「LFA」がオークションに登場 64台しか作られなかった希少な「ニュル・パッケージ」の魅力

米国仕様のニュルパッケージ装着車はわずか25台

 2026年8月に米国カリフォルニア州で開催される世界最大級の自動車イベント、モントレー・カーウィーク内で開催されるブロードアローオークション主催のオークションで、2012年式レクサス「LFAニュルブルクリンク・パッケージ」が出品される予定です。

 一体どんなクルマなのでしょうか。

 レクサスが生み出した究極のスーパーカーがLFAです。

 そのなかでもわずか64台しか製造されなかった「ニュルブルクリンク・パッケージ」を備え、走行距離わずか72マイル(約116km)という個体になります。希少性、コンディション、仕様のすべてを考えると、今回のLFAはかなり強い価格が期待できそうです。

 LFAは、トヨタがレクサスブランドのイメージを大きく変えるために開発したスーパーカーです。1990年代末から実に9年をかけて開発され、2009年の東京モーターショーで正式発表。カーボンファイバー製モノコックやアルミニウム製サブフレーム、カーボンセラミックブレーキなど、当時としては異例ともいえる先進技術を投入していました。

オークションに出品予定の2012年式レクサス「LFAニュルブルクリンク・パッケージ」(c)2026 BROAD ARROW Auctions
オークションに出品予定の2012年式レクサス「LFAニュルブルクリンク・パッケージ」(c)2026 BROAD ARROW Auctions

 なかでもLFAを特別な存在にしているのが、ヤマハと共同開発した4.8リッターV型10気筒エンジンです。

 40バルブの1LR-GUE型は、軽量なチタン製コンロッドなどを採用し、最高出力552馬力を発揮。9000rpm近くまで回るエンジンと、その甲高いサウンドはLFAを象徴する存在となっています。

 さらに究極仕様として用意されたのがニュルブルクリンク・パッケージです。500台のLFAのうち、これを選択したのはわずか64台。米国市場向けでは25台しか存在しないとされます。

 約7万ドルの追加費用によって、エンジン出力は563馬力に向上。変速時間も短縮され、専用サスペンションや軽量化、固定式リアウイング、フロントスプリッターなどのカーボン製エアロパーツが装着されました。

 標準車から約91kg軽量化され、最高速度は約323km/h、0-60mph(約97km/h)加速は3.7秒。2011年にはニュルブルクリンク北コースで7分14秒64を記録しています。

 今回の2012年式は、さらに希少な「Whitest White」のボディカラーを採用。BBS製鍛造グラファイトホイールとレッドのブレーキキャリパーを組み合わせ、インテリアもホワイトとレッドのコントラストで仕上げられています。

 そして、この個体をもっとも注目すべきなのがコンディションです。走行距離はわずか72マイル(約116km)。しかも23マイルは納車前のテスト走行によるものと記録されています。

 オーナーズマニュアル、納車証明書、3本のキー、専用カバーなどのオリジナル付属品も残されており、ほぼ新車時の状態を維持したコレクターズカーといえます。

 新車時の価格も興味深いところです。この個体はニュルブルクリンク・パッケージに7万ドル、さらにLFAのシリアルプレート「488」に7万500ドルが追加され、オプションだけで14万1500ドル以上。LFAが単なる高性能車ではなく、最初から特別なコレクターズカーとして扱われていたことが分かります。

オークションに出品予定の2012年式レクサス「LFAニュルブルクリンク・パッケージ」(c)2026 BROAD ARROW Auctions
オークションに出品予定の2012年式レクサス「LFAニュルブルクリンク・パッケージ」(c)2026 BROAD ARROW Auctions

 では、今回の落札価格はいくらになるのでしょうか。

 LFAはすでに現代の日本車を代表するコレクターズカーとして評価されていますが、ニュルブルクリンク・パッケージはそのなかでも別格です。64台という生産台数の少なさに加え、今回の個体は米国仕様、希少なホワイトボディ、そして72マイルという極端な低走行距離を備えています。

 こうした条件を考慮すると、落札価格は200万ドル、条件次第では250万ドル以上まで伸びる可能性があります。日本円に換算すれば、3億円台後半から4億円近い水準です。

 もちろん、LFAはすでに高額なコレクターズカーであり、ここからさらに大幅な上昇を続けるかどうかは市場環境にも左右されます。しかし「ニュルブルクリンク・パッケージ」「72マイル」「オリジナル状態」という3つの条件が揃った個体は、そう簡単には市場に現れません。

 今回のLFAは、単なる「低走行の中古車」ではありません。日本の自動車史に残る500台限定モデル、そのなかでも64台だけの究極仕様です。

 もし予想通り200万ドルを超えてくるなら、LFAが現代日本車のなかでもフェラーリやポルシェの限定車と肩を並べる、特別なコレクターズカーであることを改めて証明する結果になりそうです。

Gallery 【画像】超カッコいい! 希少なレクサスLFA「ニュルブルクリンク・パッケージ」を見る(27枚)
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