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歩いた後の“ひとっ風呂”が最高! 芯からガツーンと温まり疲れた体を癒すことができる 登山口・ハイキングコース近くの「名湯」3選

大自然の息吹を感じながら、登山の疲労を回復させる名湯

 日本には四季折々の自然を楽しめる山々があり、登山やハイキングを楽しむ人々が多く存在します。

 そして、登山口やハイキングコースの周辺には、疲れた体を癒やすことができる温泉地が点在しているか所も多くあります。

 今回は、大自然を満喫したあとに立ち寄ることができる、歴史ある名湯を3つ取り上げます。

●栃木県「那須温泉」

 まず紹介するのは、栃木県那須町に位置する「那須温泉」です。

 那須温泉郷は、標高1915mの茶臼岳の山腹に散在する温泉群の総称です。

栃木県「那須温泉」
栃木県「那須温泉」

 茶臼岳は栃木県唯一の活火山であり、現在も白い噴煙を上げながら広大な山麓一帯に豊富な火山性温泉を湧出させています。

 那須温泉の起源は約1390年前に遡り、狩野三郎行広という人物によって発見されたとされています。

 射損じた白鹿が温泉に浸かって矢傷を癒やしている様子を見たことから、「鹿の湯」と名付けられました。

 これは開湯において日本で32番目に古く、栃木県内では最古という非常に長い歴史を持つ温泉です。

 一帯には硫黄の香りが漂っており、温泉場らしい風情が視覚だけでなく嗅覚でも感じられます。

 源泉温度は63度から80度と非常に高く、泉質は硫黄泉で、疲労回復や皮膚病などに効果があるとされています。

 そして、この「鹿の湯」には、「時間湯」と呼ばれる独特の入浴法が伝統として受け継がれています。

 入浴前に47度ほどの熱い湯を頭から100回から300回かぶる「かぶり湯」をおこない、その後短い時間での入浴と休憩を繰り返すというものです。

 江戸時代の温泉番付においては、東日本の関脇に位置づけられるなど、古くから湯治場として高く評価されてきました。

 茶臼岳登山のあとにこの由緒ある湯に浸かることで、長年の歴史を体感することができます。

●群馬県「谷川温泉」

 続いて紹介するのは、群馬県みなかみ町に位置する「谷川温泉」です。

 谷川温泉は、日本百名山のひとつである谷川岳の南面に位置し、谷川岳登山の登山口近くにある静かな温泉地です。

群馬県「谷川温泉」
群馬県「谷川温泉」

 谷川の清流に沿って広がる豊かな森の中にあり、渓流のせせらぎや鳥の鳴き声など、自然環境を肌で感じることができます。

 川辺の露天風呂では、河鹿の鳴き声が聞こえるなど、周囲の自然環境と一体化した湯浴みを楽しむことが可能です。

 この地域では、住民が景観条例によって家屋の屋根や壁の色にまで配慮しており、自然の美しさが厳格に守られています。

 夏でも涼しく、さわやかに渓谷を吹き抜ける風が心地よいため、避暑地としても適した環境となっています。

 また、この温泉地は文化人にも愛されてきた歴史を持っています。

 太宰治の小説「姥捨」の舞台となったことで知られており、温泉地内には記念の歌碑が建てられています。

 くわえて、大正時代にこの地を訪れた若山牧水の歌碑も残されており、豊かな自然とともに文学の歴史に触れることが可能です。

 各地区からは谷川岳の雄大な姿を一望でき、四季折々の景観を楽しみながら静かに心身を休めることができます。

 登山の前泊や下山後の保養として、多くの人に利用され続けている温泉地です。

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東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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