2眼ヘッドライトが懐かしい! 40年前に登場した“公道を走れるワークスマシン” スズキ「GSX-R750」の令和での価値とは
パウダーコート塗装やキャブレター整備が施された1986年モデル
今回オークションに登場した個体は、GSX-R750のデビュー翌年にあたる1986年式のモデルです。

長期間にわたりカリフォルニア州のコレクションとして保管されたのち、2026年に現在の出品者の家族によって取得されたという経歴を持ちます。
外観はブラックとレッドをベースカラーとし、シルバーとホワイトのアクセントラインが施されたグラフィックとなっています。
ボディパーツには、クリアスクリーンや赤いビニール表皮のライダー用シート、後部のテールカウルなどが装着されています。
足回りに目を向けると、18インチのスプリットスポークデザインを持つアルミホイールが装着されています。
このホイールは現在の所有者のもとでブラックのパウダーコート塗装が施されており、タイヤはブリヂストン製のバトラックスBT46に交換されています。
日信工業製のブレーキキャリパーは、フロントが4ピストン、リアが2ピストンの構成です。各キャリパーはオーバーホールと同時にパウダーコート塗装され、ブレーキフルードも新しくなっています。
ハンドル周りには、トップブリッジの下にマウントされるクリップオンタイプのセパレートハンドルが装備されています。
計器盤には、北米仕様であることを示す160マイル表示のスピードメーターと、1万1000回転からレッドゾーンとなるタコメーターが並んでいます。
中央のパネルには各種警告灯が配置され、当時のレーシーなコックピットの雰囲気が保たれています。
走行距離計の表示は約2万4000マイルとなっており、そのうち約50マイルが現在の所有者によって走行されたものと記録されています。
エンジン周りのメンテナンスも行き届いており、出品にあたって様々な整備が実施されました。
具体的には、ミクニ製キャブレター4基の点検や調整、ユアサ製バッテリーの新品交換が行われています。
くわえて、エンジンオイルなどの各種油脂類やドライブチェーンも新しいものに交換されており、良好な稼働状態が維持されています。
なお、今回のオークションでは13件の入札を集め、最終的に1万1750ドル(約191万円)で落札されました。
※ ※ ※
1986年式のGSX-R750は、軽量化とハイパワーを追求した当時のエンジニアリングを客観的に示すモデルです。
今回落札された個体のように、定期的なメンテナンスや適切なリフレッシュが施された車両は、海外のオークション市場でも高い評価を受けています。
当時のスポーツバイクが持つ独特のメカニズムは、現在のオートバイにはない特徴として、今後も多くのライダーから支持され続けると考えられます。
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