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生産わずか3台目! 初期の初期に作られた「青いミウラ」を発見 スーパーカー世代にはたまらない 59年までに登場した“まつ毛”ありの「P400」とは

ランボルギーニが初めて本格的に手がけたスーパーカー

 ランボルギーニの歴史を語るうえで欠かせない存在が、1960年代に登場した「ミウラ」です。

 その初期モデル「P400」のなかでも、わずか生産3台目、ミウラ全体でも8台目にあたる極めて初期の個体が、RMサザビーズのモントレー・オークションに登場します。

 4年以上にわたる専門家によるレストアに加え、ランボルギーニ・ポロ・ストリコによる認証も取得しており、コレクターから大きな注目を集めそうです。

 ミウラP400は、ランボルギーニが初めて本格的に手がけたスーパーカーです。

 開発にはジャンパオロ・ダラーラ、パオロ・スタンツァーニ、テストドライバーのボブ・ウォレスらが携わり、ベルトーネでは当時22歳だったマルチェロ・ガンディーニがボディデザインを担当しました。流麗な曲線と低く構えたシルエット、そして特徴的なまつ毛状のヘッドライトまわりの造形は、後のスーパーカーにも大きな影響を与えています。

 最大の特徴は、3.9リッターV型12気筒エンジンを横置きでミッドシップに搭載したレイアウトです。ギアボックスとエンジンを一体化した独自の構造を採用し、当時としては画期的なパッケージングを実現しました。

 P400は一時期、世界最速の量産車の座を手にしたことでも知られています。

 ミウラは各世代を合わせて約753台が生産されましたが、初期型P400はわずか270台です。そのため、現在ではミウラ本来のデザインとメカニズムを最も純粋に残したモデルとして、高い評価を受けています。

オークションに出品される1967年式ランボルギーニ「ミウラP400」Genau Autiwerks
オークションに出品される1967年式ランボルギーニ「ミウラP400」Genau Autiwerks

 今回出品されるシャシナンバー「01024」は、1967年4月に完成した個体です。

 ミウラの登録台帳によれば、量産車としては3台目、プロトタイプとプリプロダクションモデル(量産前試作車)を含めても8台目という非常に早い時期に製造されています。初期モデルならではの特徴も数多く残されており、通常のP400とは異なる9個のセンターコンソールランプ、シートベルトやバックアップランプの未装備などが確認されています。

 さらに、この個体は初期の「薄板シャシ」を採用した125台のうちの1台でもあります。シャシ番号の「010」は約11台にしか使われなかった非常に初期の番号で、一部の専門家からはプロトタイプまたはプリプロダクションモデルに近い存在ではないかとも評価されています。

 ボディカラーは「Bleu Miura」で、これはP400としてわずか26台に採用されたカラーです。インテリアは新車時の記録を踏まえ、Senape(マスタード系)を組み合わせていました。現在は工場出荷時のカラーコンビネーションを再現し、アイボリーのレザーやSenapeのカーペットなどによって上品に仕上げられています。

 2016年に現在のオーナーが購入した後、4年以上をかけて徹底的なレストアが行われました。フレームの補強や電装、消火システムの改良に加え、エンジンとギアボックスには後期型に近い分離式潤滑方式を導入しています。開発に携わった元ランボルギーニの技術者、クラウディオ・ザンポッリ氏とも相談しながら作業が進められました。

 今回のRMサザビーズでの予想落札価格は190万~280万ドルです。1ドル=150円で換算すると、約2億8500万円から4億2000万円という水準になります。

 単に美しいミウラというだけではなく、生産3台目という極めて初期の個体であり、希少なボディカラー、マッチングナンバーのV12エンジン、専門家による長期レストア、そしてポロ・ストリコの認証まで備えています。

 ミウラが後世のスーパーカーに与えた影響を考えても、今回の「カーナンバー8」は歴史的価値という点で別格の存在です。モントレーで予想レンジ上限の4億円超に届くのか、注目される1台です。

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