VAGUE(ヴァーグ)

今どき珍しい無骨さが逆に刺さる! 悪路も泥道もなんのその “道具感”を体現したスタイルで遊べる本格「4WD車」3選

続いてはスズキと三菱の本格4WD

●スズキ「ジムニーシエラ」

 コンパクトなボディで本格的な悪路走破性を備えているのが、スズキ「ジムニーシエラ」です。

 半世紀以上にわたって続くジムニーシリーズの流れを受け継ぐモデルで、普通車向けの1.5リッターエンジンと専用のワイドオーバーフェンダーを採用しています。

スズキ「ジムニーシエラ」
スズキ「ジムニーシエラ」

 スクエアなボディに5スロットグリル、丸型ヘッドランプを組み合わせたスタイルは、シンプルながら存在感があります。ボディサイズが比較的コンパクトなこともあり、狭い林道などでも扱いやすいモデルです。

 インテリアには、大型のセンタースイッチや立体的なメータークラスターを採用。悪路を走る際にも操作しやすいよう、機能性を意識した設計となっています。

 シートには撥水加工が施され、ラゲッジフロアには汚れを拭き取りやすい防汚タイプを採用。アウトドアなどで泥や水が入り込んでも、後処理がしやすいのは実用車ならではのポイントです。

 パワーユニットは1.5リッター直列4気筒自然吸気エンジンで、最高出力101ps、最大トルク130Nmを発生。トランスミッションは5速MTと4速ATから選択できます。

 さらに、ラダーフレームとパートタイム4WDを組み合わせ、路面状況に応じて機械式副変速機を切り替えられます。ブレーキLSDトラクションコントロールも備わり、滑りやすい路面からの脱出をサポートします。

 なお、価格はエントリーグレードの「JL」が227万1500円、上級グレードの「JC」が238万5900円です。

●三菱「トライトン」

 最後に紹介するのは、三菱自動車のピックアップトラック「トライトン」です。

 世界150か国以上で販売されるグローバルモデルで、日本市場には2024年に再投入されました。

三菱「トライトン」
三菱「トライトン」

 ランドクルーザー70やジムニーシエラとは異なり、荷台を備えたピックアップトラックという点が大きな特徴です。

 フロントには存在感のあるグリルを配置し、直線的で力強いデザインに仕上げられています。ホイールアーチモールなども含め、SUVとは違った迫力のあるスタイリングが目を引きます。

 荷台にはベッドライナーが設定され、荷物を積載する際の実用性にも配慮されています。アウトドア用品や大きな荷物など、一般的なSUVとは異なる使い方ができるのもピックアップトラックならではです。

 室内は水平基調のインストルメントパネルを採用し、悪路走行時にも車体の姿勢を把握しやすいよう工夫されています。レザーシートにはオレンジステッチが施されるなど、タフな雰囲気だけでなく快適性にも配慮されています。

 エンジンは2.4リッターのクリーンディーゼルターボで、最高出力204ps、最大トルク470Nmを発生。6速ATと組み合わされています。

 そして、トライトンの大きな特徴となるのが、三菱独自の「スーパーセレクト4WD-II」です。路面状況に合わせて7つのドライブモードを選択でき、さまざまな環境で走行を支えます。

 先進安全装備として「三菱 e-Assist」も備え、衝突被害軽減ブレーキやレーダークルーズコントロールなどを搭載しています。

 なお、価格は551万8700円です。

※ ※ ※

 今回紹介した3モデルは、いずれもラダーフレームや本格的な4WDシステムを備え、厳しい環境下での実用性を第一に考えて設計されています。

 このような無骨なデザインは、単なる外観上の演出ではなく、機能を追求した結果として現れた必然的な形であるといえます。

 市場環境が変化するなか、これらの実用的な価値を追求するモデルがどのように評価されていくのか、今後の動向にも注目が集まりそうです。

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