世界中で大ヒットした“名車中の名車”の歴史と伝統を 現代の技術で再現した 名門「ヘリテージバイク」3選
続いては国産レトロスポーツと米国のクルーザー
●カワサキ「Z900RS」
続いて、カワサキ「Z900RS」です。

Z900RSは、歴史的な名車である「カワサキ900スーパー4」、通称Z1からインスピレーションを受けて開発されたレトロスポーツモデルです。
外観デザインは、二眼式のメーターや丸型のヘッドライト、ティアドロップ型の燃料タンク、メガホン形状のサイレンサーなどを採用し、かつての名車を現代的に再解釈したスタイリングとなっています。
足回りにはインナーチューブ径41mmの倒立フロントフォークと、ホリゾンタルバックリンクリヤサスペンションを装備し、スプリングプリロードや減衰力の調整が可能です。
ブレーキはフロントにラジアルマウント対向4ピストンキャリパーと外径300mmのデュアルディスクを採用し、ABSとともに高い制動性能を持たせています。
フレームは高張力鋼を用いたトレリスフレームを採用しており、剛性と軽量化のバランスを取る設計となっています。
エンジンは水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブの948ccで、最高出力116ps、最大トルク98Nmを発揮します。
電子制御スロットルバルブを採用し、低回転域でのスムーズな出力特性と高回転域でのレスポンスを両立した設計です。
機能面においては、慣性測定装置を用いたカワサキコーナリングマネジメントファンクションや、カワサキトラクションコントロールを搭載しています。
また、エレクトロニッククルーズコントロールや、クラッチ操作なしでシフトアップとシフトダウンが可能なカワサキクイックシフターが採用されています。
さらに、専用アプリを通じて車両情報の確認や設定変更が可能なスマートフォン接続機能も備えており、現代的なライダーサポート技術が充実しています。
車両重量は216kg、シート高は810mmとなっており、ライダーのクラッチレバー操作の負担を軽減するアシスト&スリッパークラッチも装備しています。
なお、価格は150万7000円に設定されています。
●インディアン「スカウト クラシック」
最後に、インディアン「スカウト クラシック」です。

スカウト クラシックは、アメリカのバイクブランドであるインディアンが長年培ってきた「スカウト」シリーズの系譜を受け継ぐクルーザーモデルです。
外観デザインは、前後16インチのワイヤースポークホイールや、タイヤに沿って大きくカーブしたフレアフェンダーを採用し、伝統的なクルーザースタイルを構成しています。
メーター類にはデジタルスピードメーターやタコメーター、燃料計、ギアインジケーターなどを備え、走行に必要な情報を視認しやすく配置しています。
灯火類にはLEDヘッドライトやテールライト、ターンシグナルを採用し、夜間の視認性を高めています。
エンジンは水冷60度Vツインの1250ccで、最高出力105ps、最大トルク108Nmを発揮し、トランスミッションは6速マニュアルを採用しています。
電子制御燃料噴射システムを備えており、Vツインエンジン特有のトルクフルな出力特性を持たせています。
機能面においては、走行状況に合わせて選択できるライドモードやトラクションコントロール、一定速度での巡航を支援するクルーズコントロールを標準装備しています。
また、キーレスイグニッションシステムやUSB充電ポートを備え、日常的な使い勝手にも配慮された設計となっています。
サスペンションはフロントにトラベル量120mmのテレスコピックフォーク、リアにデュアルショックを装備しています。
カラーバリエーションはディープブルーメタリックやサンセットレッドメタリックなどが用意され、燃料タンク容量は13.0Lを確保しています。
車体はシート高が680mmに設定されており、車両重量は燃料搭載時で252kgとなっています。
なお、価格は234万8000円に設定されています。
※ ※ ※
今回取り上げた3つのヘリテージモデルは、それぞれが歴史的な背景を持ちながら、現代の環境基準やライダーの要求を満たす技術を備えています。
過去のデザインを再現するだけでなく、電子制御技術の搭載により、安全性や扱いやすさが向上している点も特徴です。
今後も技術の進化とともに、伝統的なスタイルと最新技術がどのように融合していくのか注目されます。
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