やっぱり新型3シリーズはEVの「i3」だけじゃなかった! ガソリン6気筒モデルが最終テスト完了 気になる「ドリフト」モーメントとは
新型3シリーズ最上位の「M350 xDrive」は3リッター直6ターボで443馬力
独BMW AGは2026年9月8日、フランス南部のミラマスにあるBMWのテストコースで、次期3シリーズのガソリンエンジン搭載モデルについて、最終的な走行テストを行っていることを明らかにしました。
注目したいのは、そのパワートレインです。新型3シリーズには内燃機関(ICE)の4気筒エンジンと6気筒エンジンも設定されます。しかも、いずれも48Vマイルドハイブリッドを組み合わせることで、燃費性能と走りの両立を狙っています。
つまり、2026年3月に登場した新型BMW「i3」が「次世代3シリーズのEV版」という位置づけである一方、今回明らかになったモデルは、そのガソリン版ということになります。

ここで面白いのが、BMWがEVとエンジン車を単純に同じクルマとして展開しているわけではないことです。
新型i3は「Neue Klasse(ノイエ・クラッセ)」の専用電動アーキテクチャを採用する一方、ガソリンエンジンを搭載する3シリーズは別の車両アーキテクチャをベースとします。それでもデザインは共通する部分が多く、次世代BMWらしいフロントマスクや、ロングホイールベース、短いオーバーハングといったスポーティなプロポーションを受け継ぎます。
ガソリンモデルの頂点に立つのが「M350 xDrive」です。3リッター直列6気筒ターボに48Vマイルドハイブリッドを組み合わせ、最高出力は443ps、最大トルクは580Nm。8速ATと4WDのxDriveを標準装備し、0-100km/h加速は4.1秒、最高速度は250km/h(リミッター)に達します。
さらに興味深いのが「Drift Moment(ドリフトモーメント)」と呼ばれる機能です。
これは2027年から利用可能になる予定で、条件を整えればエンジンの駆動力を後輪へ送り、ドリフトを楽しめるという、いかにもBMWらしい機能となっています。しかもソフトウェアアップデートによって、先行納車された車両にも追加される予定です。
BMWはEVへのシフトを明確に進めてるのは確かですが、今回明らかになった新型3シリーズを見る限り、ガソリンエンジンを簡単に捨てるつもりもなさそうです。
むしろEV、4気筒、そして6気筒という複数の選択肢を用意し、ユーザーの価値観や使い方に合わせて選べるようにする。それが次世代3シリーズの大きな特徴になりそうです。
とくに直列6気筒を残したことは、BMWファンにとってかなり大きなニュースです。
電動化が進むなかでも「駆けぬける歓び」をエンジンで味わいたい。そんなユーザーにとって、新型3シリーズはまだまだ魅力的な選択肢になりそうです。
ちなみにM350 xDriveの生産開始時期は2026年後半を予定しています。
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