豪華装備はまさにミニバンの“Sクラス”! メルセデス・ベンツ新型「VLE」に最上位モデルが欧州で追加 日本ではいつ登場?
VLE400 4MATICはトータル422馬力の2モーター式4輪駆動
独メルセデス・ベンツAGはの2026年9月8日、新世代電動ミニバン「VLE」に、注目の4WDモデル「VLE400 4MATIC エレクトリック」を発表しました。「VLE300」に加えて、より高性能な4輪駆動モデルをラインアップしました。
欧州市場での価格は、5人乗りが7万8452ユーロ、6人乗りが7万8909ユーロから。日本円に単純換算すると約1300万円台ですが、日本導入時には価格が大きく変わる可能性があります。
新型VLEとは、従来の電動ミニバン「EQV」の後継モデルです。ただし、単なるEQVのモデルチェンジでなく、電動化を前提に開発された新世代の「VAN.EA」アーキテクチャを採用し、メルセデス・ベンツが「Grand Limousine(グランド・リムジン)」と位置付ける新しいプレミアムMPVです。
ボディサイズは全長5309mm✕全幅1999mm✕全高1943mm、ホイールベースは3342mmで、トヨタ「アルファード」やレクサス「LM」よりひと回り大きい、堂々たるサイズです。
空気抵抗係数はCd値0.25を実現。最大8人乗りまで設定され、5人/6人/7人など用途に応じたシートレイアウトを選べます。

今回追加されたVLE400 4MATICの最大の特徴は、前後2基のモーターによる4輪駆動です。
システム最高出力は310kW(422馬力)で、115kWhの使用可能容量を持つバッテリーを搭載。WLTPモードで最大654kmの航続距離を実現し、0-100km/h加速は6.5秒です。さらに最大2.5トンの牽引能力も備えています。
VLEの魅力は、単に大きくて広いことだけではありません。800Vの電気システムを採用し、最大300kWの急速充電に対応。VLE300では15分間の充電で最大355km分の航続距離を追加できるとされます。また、最大7度まで操舵する後輪操舵システムも用意され、5.3mを超える巨体ながら取り回しにも配慮されています。
さらに上級仕様では、MBUXスーパースクリーンや31.3インチ・8Kディスプレイ、エアサスペンションなども設定されます。つまりVLEは「大人数を乗せるバン」というより、Sクラスに匹敵する快適性を目指した“電動ショーファーカー”的な存在なのです。
では、日本にはいつやってくるのでしょうか。
現時点でメルセデス・ベンツ日本はVLEの日本発売時期を正式発表していません。一方、ドイツではすでに受注が始まり、VLE 300の価格も5人乗りで7万735ユーロに設定されています。
日本では現在も「Vクラス」が販売されており、国内ラインアップが継続していることを考えると、VLEをいきなり全面的に置き換えることはなく、まず電動プレミアムミニバンとして追加導入する可能性が高そうです。
日本では「アルファード/ヴェルファイア」に加えて、日産新型「エルグランド」も登場するなど、高級ミニバン市場が改めて活気づいています。
正式発表はありませんが、欧州での販売開始後、日本導入が実現するとすれば2027年中が有力なタイミングではないでしょうか。
アルファードやLM、エルグランドとは異なる「EV×高級ミニバン」という新しい選択肢。VLEは、日本の高級ミニバン市場にも大きなインパクトを与える存在になりそうです。
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