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33年間ひとりのオーナーに愛されたカワサキのフラッグシップをオークションで発見 当時 世界最速市販車だった「ニンジャZX-11」とは

世界最速を記録したメガスポーツ、北米市場向けのニンジャZX-11

 2026年8月、アメリカのオンラインオークションサイト「Bring a Trailer」にて、1993年式のニンジャZX-11が出品されました。

 ニンジャZX-11は、カワサキのフラッグシップモデルであったカワサキ「ZX-10」の後継として1990年に登場しました。

 日本国外で販売された輸出専用モデルであり、ヨーロッパなどの市場ではカワサキ「ZZR1100」という名称で広く販売されていましたが、北米市場においてはニンジャZX-11の名称が与えられてリリースされました。

 1990年に登場した初期モデルのC型から始まり、1993年に大がかりなモデルチェンジを果たしたD型へと移行し、その後2001年まで生産が継続されました。

 デザインの特徴として、高速走行時における空気抵抗の低減を強く意識したフルカウリングが採用されており、優れた空力性能を追求しています。

 また、当時の市販オートバイとしては初の試みとなるラムエアインテークシステムをフロントカウルに備えていました。

 このシステムは、高速走行時に発生する走行風を吸気管に直接取り込むことで、エンジンへの吸気効率を物理的に高める画期的な設計となっています。

 車体構成においては、剛性と軽量化を両立するアルミニウム製のペリメターフレームが採用され、大柄な車体でありながらも扱いやすいハンドリング特性を実現しています。

米国オンラインオークションに出品、落札された1993年式カワサキ「ニンジャZX-11」
米国オンラインオークションに出品、落札された1993年式カワサキ「ニンジャZX-11」

 搭載されているパワーユニットは、排気量1052ccの水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒エンジンです。

 エンジンのシリンダー構造には、当時の水冷第一世代であるカワサキ「GPZ900R」と共通するウェットライナー構造が採用され、シリンダー壁面を直接冷却する仕組みを持っています。

 最高出力は147psを10500回転で発生させ、最大トルクは110Nmを8500回転で発揮するなど、当時の市販オートバイとして極めて高い性能数値を記録していました。

 当初は最高出力の数値が公表されていませんでしたが、各メディアのテスト走行においてそのポテンシャルの高さが証明され、世界中のライダーから注目を集めました。

 トランスミッションは常時噛合式の6段リターンが組み合わされ、チェーンドライブによって後輪へ強大な動力を伝達します。

 最高速度は290km/h前後に達し、1996年にホンダ「CBR1100XX」が登場するまで、市販オートバイにおける世界最速の称号を保持し続けていました。

 圧倒的な直進安定性や最高速度だけでなく、大型バイクとしての重さを感じさせない軽快なコーナリング性能も兼ね備えています。

 さらに、低回転域では穏やかなエンジン特性に設定されているため、市街地走行から長距離ツーリングまで幅広く対応できるバランスの良さが評価されました。

Next30年以上ワンオーナーで維持された個体とオークションの結果
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プロだけじゃない アマチュアこそ試したいスリクソンの新アイアン
Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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