“スズキらしくない”おしゃれな2台!? 新型「GSX-8T」と「GSX-8TT」は何が違う? 乗って分かった意外なキャラクターの違いとは
意外な乗り味の違いを生む要因とは?
「GSX-8T」と「GSX-8TT」の違いは、主にルックス。カウルのないネイキッドスタイルの「GSX-8T」に対して、「GSX-8TT」はヘッドライトカウルとアンダーカウルが装着されています。
このヘッドライトカウルは、1979年に発売された「GS1000S」にインスパイアされたもの。当時の「AMA(American Motorcyclist Association=全米モーターサイクル協会)スーパーバイク選手権」で活躍していたマシンを思わせるデザインとなっています。
また、シートのデザインも微妙に異なっており、「GSX-8T」にはタックロールタイプを採用。その分、シート高は815mmと、「GSX-8TT」に比べて5mm高くなっています。
価格(消費税込)は、「GSX-8T」が129万8000円なのに対し、カウルを装備した「GSX-8TT」は138万6000円。両車の大きな違いは装備やルックスですが、実際に乗ってみると意外と乗り味にも違いがありました。
まずヘッドライトカウル。このサイズだと防風効果はあまり期待できないだろうと思っていたのですが、予想以上に効果があり、タンクに伏せるような姿勢をとるとヘルメットに風が当たりません。高速道路を使って長い距離をツーリングする際には、疲労低減に効果がありそうです。
シートの違いも明確に感じられます。タックロールタイプを採用する「GSX-8T」の方が優しくお尻を受け止めてくれる感じ。一方の「GSX-8TT」はフラットな形状で、前後左右に着座位置を変更するのが楽に感じられました。

着座位置を積極的に変えながらスポーツライディングを楽しむなら、「GSX-8TT」のシートの方が適しているといえます。この辺りは好みによる部分だと思いますが、個人的には「GSX-8TT」のシートの方が好印象でした。
バイクのシートは、ライダーにとって単に座るだけのイスではなく、コーナリングやブレーキング時などにバイクに対して荷重を加える大切な”操作系”でもあります。その形状が少し異なるだけでライドフィールは予想以上に変わるため、購入時には見た目だけでなく実際にまたがってフィーリングを確かめた方がいいでしょう。
2台に共通する美点としては、下半身のホールドのしやすさが挙げられます。新設計のタンクはヒザで挟み込みやすい形状となっているだけでなく、ふくらはぎから足首にかけても車体に吸いつくようにフィットする印象。近年のスズキのバイクは、この辺りが本当によくできています。
レトロなルックスが注目される2台ですが、一体感のあるライディングポジションや、振動は少ないけれど鼓動感とパワーがあり、きれいに吹け上がるエンジンなど、乗って楽しい要素が盛りだくさん。初めて大型車に乗るビギナーからベテランライダーまで、バイクの魅力を存分に味わえるモデルだといえるでしょう。
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