人気のSUVには“専用スタッドレス”がイイね! ヨコハマ新「アイスガード8 SUV」を従来品と乗り比べてわかった「アイス性能」の驚くべき進化
実際に乗ってみると…確かに違いがわかる
続いては、屋内氷盤旋回試験場に移動します。ここは2023年に新しく開設された屋内試験施設で、国内最大を誇ります。
まるいスケートリンク状の施設で、サークル状に引かれたラインの上に設置された赤青のマーカーコーンに合わせて、時計回りで旋回。つまりタイムが良いほど、横方向のアイスグリップが良いことになります。
試乗するクルマは、先ほどと同じハリアーです。

まずG075でコースに進入。フロントタイヤが滑り出す速度を探りつつ、慎重に回っていきます。といってもちょっとアクセルペダルのオンオフのタイミングをミスったり、ハンドルを切りすぎたりすると、グリップを失ってすぐにクルマが外側に逃げたり、速度が落ちてしまいます。
ヨコハマの開発者や同業者の先輩らが見守る中、運転にはかなりの緊張を強いられますが、とにかく慎重に慎重に。3周のラップタイムは25秒25/24秒66/25秒18でした。
続いて新アイスガード8 SUVを装着したハリアーに乗り換えてコースイン。メーター読みの速度で2km/hほど上回っても、クルマが外に逃げ出さないのが実感できます。
3周のラップタイムは、22秒89/22秒36/22秒24。ハンドルから伝わるグリップ感ももちろんそうですが、データ的にもアイスの旋回性能が上がっているのを確認できました。

午後は会場を屋外に移し、圧雪路でのフィーリングを試します。このあたりから、天候がちょっと怪しくなりはじめます。気温はプラスマイナス0度くらい。一番スタッドレスタイヤには厳しい条件です。
まずは先ほどのハリアーで、現行品と新商品アイスガード8 SUVを比較します。直線路の途中にはパイロンが立ててあり、スラロームを行って横方向のスノーグリップも試せるようになっています。
現行品では発進/制動ともに穏やか。本当になんの怖さもなく、ただただイメージどおりにスタートし、止まります。パイロンスラロームも、横滑り防止装置のVSCを切ってタイヤの性能だけを見ましたが、穏やかに横に流れてコントロール性は上々です。
新製品アイスガード8 SUVに乗り換えると、やはり発進時の路面への食いつきが違います。おそらくこれは、従来比で接地面積プラス3%、溝エッジ量プラス19%というところが直に効いている感じがします。横方向の粘りも向上していますが、コントロール性の良さは引き継がれていると感じました。

その後、235/55R19 105Tサイズを装着したメルセデスAMG GLC43 4MATICやボルボXC60 T6 AWD、そしてマツダCX−60、スバル・ソルテラに乗り換えて圧雪路ハンドリングコース、および登坂試験路で絶対評価を行いましたが、このころには吹雪いてホワイトアウト寸前。もうムリをせず、事故を起こさないようにしずしずと運転しました。
かと思えば圧雪の登坂路に向かった際には、今度は急に日が差し始めて、路面には水が浮いている状態。平坦なところで勢いをつけて上り切ることができました。

※ ※ ※
このように、本当に冬の天候は変わりやすく、安全安心のウインタードライブには、信頼できるスタッドレスタイヤは欠かせません。もちろん橋の上で急に滑ったり、交差点の赤信号でツーっと停車線よりも前に出てしまったりすると、怖さは倍増してしまいます。
定評ある最新乗用車用スタッドレスタイヤ、アイスガード8の技術を採用し、かつSUVの車重を支えるためにブロック剛性を16%増加する高剛性パターンを採用するなど、SUV専用スタッドレスタイヤとして開発された新アイスガード8 SUV。実際に乗るとフィーリングもデータもかなり良い商品でした。
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