ブリヂストン、ランボルギーニ「レヴエルトSV」に専用タイヤを独占納入 1065馬力を誇るV12ハイブリッドの性能を引き出す「ポテンザ・レースR」ってどんなタイヤ?
公道走行にも対応
ブリヂストンは2026年9月14日、ランボルギーニの新型スーパースポーツカー「Revuelto SV(レヴエルトSV)」に、専用開発したセミスリックタイヤ「POTENZA RACE R(ポテンザ・レースR)」を単独タイヤサプライヤーとして納入すると発表しました。
今回のポテンザ・レースRは、フロントが265/35 ZR20、リアが345/30 ZR21というサイズで、ランボルギーニの要求に合わせて専用開発されたものです。
モータースポーツで培ったコンパウンド技術を投入し、ドライ路面でのグリップやハンドリング性能を高めています。また、新開発のトレッドパターンによってコーナリング時の剛性とサーキットでの耐久性を両立。タイヤのウォームアップを早め、最初のラップから最後まで安定したタイムを狙えるようにしています。
このタイヤ開発にはブリヂストン独自のシミュレーション技術に加え、バーチャル環境でのタイヤテストを活用。その結果、開発段階でのタイヤ試作本数を大幅に削減したことにより、原材料使用量およびCO2排出量を最大60%削減できたといいます。
ポテンザ・レースRはサーキット専用タイヤではなく、公道走行にも対応しています。ブリヂストンはポテンザ・レースRのほか、一般道での走行に適した「ポテンザ・スポーツ」、さらに冬用タイヤとして「ブリザックLM005」もレヴエルトSV向けに用意します。
いずれもランボルギーニ専用開発マークが刻まれ、イタリアで開発・生産されます。

ではレヴエルトSVとは、どんなクルマなのでしょうか。
レヴエルトSVは、2026年8月14日に世界初公開された1963台限定のスーパーカーで、ランボルギーニの現行フラッグシップモデル「レヴエルト」をベースにした、究極の高性能モデルです。
「SV」は「Super Veloce(スーパーヴェローチェ)」を意味し、ランボルギーニでは既存モデルをベースに、パワー、軽量化、空力、シャシなどを徹底的に高性能化したモデルに与えられてきた伝統的な名称です。
その歴史は1971年の「ミウラSV」に始まり、「ディアブロSV」「ムルシエラゴLP 670-4 SV」「アヴェンタドールSV」などへと受け継がれてきました。
レヴエルトSVのパワートレインは、6.5リッター自然吸気V型12気筒エンジンに3基のモーターを組み合わせたハイブリッド。
V12エンジン単体で825馬力を発生し、システム最高出力は1065馬力、最大トルクは1425Nmに達します。

0-100km/h加速は2.4秒、0-200km/h加速は6.7秒、最高速度は345km/h以上という驚異的な性能を誇ります。
さらに、空力性能も大幅に強化されています。新しいフロントスプリッターやアンダーボディ、機能的なリアウイングなどによって、通常のレヴエルトに対して総ダウンフォースを80%増加。ブレーキ冷却性能も12%向上しています。
足まわりにはGT3レーシング技術を取り入れた調整式ダンパーを採用し、カーボンセラミックブレーキ「CCM-R Plus」も新開発。専用の「Pilota」ドライビングモードも設定され、サーキットでの走行を強く意識した仕上がりです。
その性能はドイツのホッケンハイムリンクでも証明されており、ランボルギーニのワークスドライバー、マルコ・マペッリ選手が1分41秒6を記録。量産車として同サーキット最速のラップタイムを記録しています。
なおRevuelto SVは、ランボルギーニ創業年の1963年にちなみ、世界1963台の限定生産。V12ハイブリッドとモータースポーツ由来の技術を融合した、まさにランボルギーニの「スーパーヴェローチェ」を象徴するモデルです。
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