“CB750キラー”として半世紀前に人気となった「2スト」ナナハンが米国オークションで高値落札 1972年式極上カワサキ「マッハIV」 の現在の価値は
フルレストアが施されたブルーの車体と1万8000ドルの落札価格
今回オークションに出品された個体は1972年式のものであり、現在の所有者が2025年に取得した後に、大規模なリフレッシュ作業が実施されています。

外観はメタリックブルーに再塗装され、燃料タンクやサイドカバーにはシルバーのフェードグラフィックとライトブルーのピンストライプが施されています。
フレームやその他の金属コンポーネントは、耐久性を持たせるためにブラックの粉体塗装で仕上げられました。
また、各部の金属部品についても、必要に応じてクロームメッキの再施工や研磨が行われ、ファスナー類も交換されています。
足回りについては、クローム仕上げのワイヤースポークホイールが装着されており、サイズはフロントが19インチ、リアが18インチとなっています。
タイヤはエイボン製の「ロードライダー」が装着されており、サイズはフロントが100/90、リアが120/80です。
ブレーキシステムは、当時の量産車として標準的なフロントのシングルディスクブレーキと、リアのドラムブレーキの組み合わせを採用しています。
また、サスペンションは、フロントに正立フォーク、リアにはプリロード調整機構を備えたツインショックがスイングアームに取り付けられています。
ハンドル周りには、クローム仕上げのハンドルバーが装着され、その中央にはステアリングダンパーの調整ノブが配置されています。
くわえて、計器類は、時速140マイル表示のスピードメーターと、7500回転からレッドゾーンとなるタコメーター、そして各種インジケーターランプで構成されています。
シートはブラックのビニール表皮を持つ2人乗り用で、後方にはパッセンジャー用のクローム製グラブバーが備えられています。
そして、搭載される748ccの2ストローク3気筒エンジンは、上部を中心としたオーバーホールが実施されました。
3基のミクニ製キャブレターのリビルドや、ドレミコレクション製の復刻版エキゾーストシステムの取り付けが行われたほか、ヘッドガスケットやベースガスケットが交換されています。
作業の一環としてピストンとリングのクリアランスが測定され、圧縮テストもクリアしていることが報告されています。
走行距離を示すオドメーターは5600マイルを表示しており、現在の所有者のもとで作業完了後に350マイルが走行されています。
また、車体全体の状態としては、徹底したメンテナンスが施されており、リムやスポーク、スイングアームブッシュ、ステアリングヘッドブッシュ、フォークシール、マスターシリンダーなどの消耗部品が新品に交換されています。
なお、今回のオークションでは19回の入札を経て、最終的に1万8000ドル(約285万円)で落札されました。
付属品として、予備のリフレッシュ済みエキゾーストシステムが同梱されており、次のオーナーへと引き継がれることになります。
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今回のオークションに登場したH2 マッハIVは、2ストローク大排気量モデルという特異な背景から生まれた歴史的な一台です。
多額の費用と手間をかけてレストアされた事実は、かつての日本製モデルが北米市場において高く評価されていることを示しています。
1973年以降のオイルショックや排出ガス規制の強化によって短命に終わったモデルですが、その特有のエンジン特性と歴史的背景から、今後も市場での取引に注目が集まることが予想されます。
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