オフロードブームを牽引した“名作ミニバイク”が米国オークションで落札 走行わずか453キロ 54年前のヤマハ極上「JT2」の価値とは
当時の純正色をまとう走行距離282マイルの希少な個体
今回オークションに出品された個体は、1972年式のモデルです。
2025年に販売業者がセカンドオーナーから入手した車両であり、製造から半世紀以上が経過した現在も当時のコンディションが維持されています。

外観デザインは「マンダリンオレンジ」と呼ばれる鮮やかな基調色にイエローのアクセントラインが配置され、黒塗りのフレームとの組み合わせが特徴的です。
また、フューエルタンクや外装パーツの塗装面には美しい光沢が残されており、非常に大切に保管されていたことがうかがえます。
足まわりには、15インチのワイヤースポークホイールが装着されており、2.50-15サイズのニットー製タイヤが組み合わされています。
サスペンションのクロームメッキ部や、ドラムブレーキのハウジングまわりもきれいな状態が保たれています。
くわえて、ハンドル周りには、補強用ブレースの入ったクローム仕上げのハンドルバーが装着されています。
左側にはクラッチレバー、右側にはフロントブレーキレバーとキルスイッチ、スロットルグリップが配置されています。
速度計は時速60マイル表示のメーターが備わり、キー式のイグニッションはハンドル左下側に配置された構造です。
そして、搭載される58ccの2ストローク単気筒エンジンは、キャブレターカバーや黒塗りの高回転型アップマフラーなどを備えています。
出品に先立ち、2026年にはキャブレターの清掃作業が実施され、始動性能や動作の安定化が図られました。
走行距離はメーター表示でわずか282マイル(約453km)となっており、年式を考慮すると非常に少ない走行にとどまっています。
エンジンまわりや駆動系チェーン、ガード類の仕上げも良好であり、コレクションとしての価値も考慮された維持状態となっています。
なお、今回のオークションでは23件の入札を集め、最終的に7500ドル(約110万円)で落札されました。
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今回落札された1972年式ヤマハ「JT2 ミニ エンデューロ 60」は、1970年代のレジャーバイクの姿を現代に伝える一台です。
小排気量でありながら本格的なオフロード装備をまとったモデルは、当時の若年層やオフロード愛好家の間で独自の市場を形成しました。
製造から50年以上が経過した現在でも、実働状態を保った個体がオークションで取引されている事実は、当時の小型二輪車の歴史的価値を示しているといえそうです。
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