EVのような“低いノーズ”にエンジンが収まるの!? トヨタ「カローラコンセプト」の大胆デザインを実現するカギは新世代1.5リッターエンジンにあり?
低いノーズは見た目だけじゃない! 次世代型「カローラ」が目指すデザインとは?
トヨタ自動車が「ジャパンモビリティショー2025」で世界初公開した「カローラコンセプト」。薄く仕上げられたフロントノーズや大きく傾斜したフロントウインドウなど、従来の「カローラ」とは大きく異なるスタイリングが話題を集めました。
その開発のキーワードは、“マックスビジョン”と“マックススペース”。広い視界とゆとりのある室内空間を追求するという考え方です。
そのため「カローラコンセプト」は、エンジンルームをコンパクトにまとめ、インストルメントパネルやボディのキャラクターラインも低く設定。乗員の視界を広げるとともに、開放感のあるキャビンを実現しようとしています。
つまり低いノーズは、見た目の新しさだけをねらったものではなく、「カローラ」に求められる実用性を高めるためのデザインでもあるのです。
とはいえ「カローラコンセプト」は、BEV(電気自動車)専用モデルではありません。トヨタはBEVに加えて、プラグインハイブリッドやハイブリッド、エンジン車など、異なるパワートレインに対応する構想を明らかにしています。世界各地で販売される「カローラ」だけに、地域ごとのエネルギー事情やユーザーのニーズに合わせて動力源を選べるようにするという考え方です。
そこで課題になるのが、エンジンの搭載スペース。ガソリンエンジン車は、エンジン本体に加え、吸排気系や冷却系、補機類などをボンネットフード下に収めなければなりません。

とりわけエンジンの高さは、ボンネットの位置を決める重要な要素のひとつ。低いノーズを実現するためには、エンジンルームに収まる機器をできるだけコンパクトにする必要があります。
そうした車両設計を見据えて開発されているのが、トヨタが2024年5月に発表した新世代型エンジンです。
トヨタは現在、排気量1.5リッターと2リッターの直列4気筒エンジンを開発中で、1.5リッターには自然吸気仕様とターボ仕様を用意しています。
このユニットと従来のエンジンとの大きな違いは、電動化を前提として小型・高効率化を追求していること。なかでも自然吸気仕様には、気筒数を増やしてエンジンを小さくするという興味深い技術が採用されています。
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