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砂漠を高速で走るためのピックアップトラック「ラングラー・スクランブラー SRTコンセプト」世界初公開!SRTが手がけた“本気”のジープとは

 米国の4WDブランド、ジープは2026年11月3日、米ラスベガスで「ラングラー・スクランブラー SRTコンセプト」を発表しました。

 その名前にあるSRTとは、「Street and Racing Technology」の略。ステランティス傘下の高性能車開発部門で、これまでダッジ・チャレンジャーSRTヘルキャットやデーモンなど、強烈なパフォーマンスを誇るモデルを手がけてきました。いわばアメリカンブランドの高性能モデルを象徴する存在です。

ジープ「ラングラー・スクランブラー SRTコンセプト」
ジープ「ラングラー・スクランブラー SRTコンセプト」

 今回のコンセプトカーは、そのSRTがジープの象徴ともいえる「ラングラー」をベースに、砂漠を高速で駆け抜けるためのマシンへと仕立て直したものです。

 車名にあるスクランブラーは、1981年から1986年まで販売されたジープ「CJ-8スクランブラー」に由来します。CJ-8は、ジープ伝統のオフロード性能にピックアップトラックの実用性を組み合わせたモデルでした。

 新しいラングラー・スクランブラー SRTコンセプトも、そのスタイルを現代的に再解釈。Aピラーより後方のボディを大幅に作り替え、専用の荷台やテールゲート、ロールケージなどを備えています。

 フロントにはジープの伝統を感じさせるシャークノーズデザインを採用し、鮮やかなオレンジのボディカラーも印象的です。

 注目は足まわりです。ラングラーとして初めて独立懸架式フロントサスペンションを採用。オフロードレースで活躍するケイシー・カリーと共同開発したロングトラベル仕様で、高速走行時の安定性やステアリングの正確性、路面追従性を高めています。リアにはトロフィートラックをイメージした強化アクスルを組み合わせました。

 さらに、後席は180度回転させて後ろ向きにすることができ、取り外すことも可能。乗員を乗せるだけでなく、荷物を積むピックアップとしても使えるユニークな仕組みです。

 なお、エンジンの排気量や最高出力、トランスミッションなどの具体的なスペックは現時点で公表されていません。V8エンジンを含むSRTらしいパワートレインへの期待は高まりますが、詳細はまだ明らかになっていないのです。

 あくまでコンセプトカーであり、市販モデルの発売や公道走行に関する情報も発表されていません。

 しかし、これまでトレイルを走破することを得意としてきたラングラーが、砂漠を高速で駆け抜けるという新しい可能性を提示したことは興味深いところです。

Gallery 【写真】高性能SRTが手がけた「ジープ」のピックアップを写真で見る(14枚)(14枚)

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