新型「コルベットZ06」追加! なぜ自然吸気V8エンジンを選択したのか
ワイドでマッチョになった「コルベットZ06」
スタンダードなコルベットでも、そのエクステリアは世界のスーパースポーツと比較しても十分に魅力的なものだが、このZ06ではさらにエアロダイアミクス、ハンドリング、そして冷却等々の目的に応じて、新たなディテールが採り入れられている部分が数多くある。
スタンダードのZ06には、フロントスプリッターと独自のリアスポイラーが装備され、フロント・リアともにフェンダーが拡張されている。ワイドになったリアフェンダーは、広くなったトレッドをカバーするだけでなく、冷却に必要な大きなエアインテークの確保にも役立っている。
●本命は「Z07パフォーマンスパッケージ」
スタンダードなコルベットよりも、Z06のトレッドはフロントで30mm、リアで40mm拡大した。タイヤサイズは各々275/30ZR20、345/25ZR21と前後異形サイズを採用。
スタンダードではミシュラン製のパイロット・スポーツ4S ZPが装備されるが、さらにオプションの「Z07パフォーマンスパッケージ」を選択すると、同じくミシュラン製のパイロット・スポーツ・カップ2 ZPタイヤと、バネ下重量を18.6kg軽量化するというカーボンファイバーホイールが、同サイズで装着できるようになる。
ホイールの内側に見えるブレーキは、フロントがΦ370×34mm、リアがΦ380×34mmがスタンダードだが、これも「Z07パフォーマンスパッケージ」では、Φ398×38mm、Φ380×34mmのカーボンセラミック製にアップグレードできる。
このほか「Z07パフォーマンスパッケージ」では、大型フロントスプリッター、フロントコーナーカナード、リアウイング、アンダーボディストレークなどのカーボンファイバー製エアロパッケージが追加され、独特のアグレッシブな外観となる。
前後のサスペンションは、スタンダードなコルベットで採用されたSLA式のフロント/リアサスペンションの設計を継承しつつ、さらにチューニングが煮詰められた。マグネティック・セレクティブ・ライド・コントロール4.0を標準装備し、同様に標準装備されるドライブモードセレクターを使って、ツーリングでの快適性やサーキットでの最高のパフォーマンスを楽しむことができる。
Z06のドライブモードセレクターは十数種類の機能を調整できるが、その代表的なものは以下のとおりだ。
・ローンチコントロール:トラックモードで使用可能。スタート時の加速を最大化する。
・アクティブハンドリング(エレクトリックスタビリティコントロール):Z06にはパフォーマンストラクションマネージメントを標準装備。
・トラクションコントロール「悪天候時の走行向けに、ウェザーモードトラクションコントロールやエンジントルクを調整。
・パフォーマンストラクションマネジメント:トラックモードで使用でき、サーキット走行に適したトルクリダクションとブレーキ介入を5段階で設定。
・電子制御式LSD:LSDの回転速度比を制御し、さまざまな走行条件でステアリング反応と安定性を調整。
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まさにサーキットスペシャルとも、また史上最速のアメリカンGTともいえる新型コルベットZ06。カスタマーはコルベットのラインナップのなかで、ホイールやカラー、トリムのオプションによって、もっとも多くのパーソナライゼーションを選ぶことができる。
例えば12色のエクステリアカラー、5種類の仕上げを含む7種類のホイールパッケージ、数千通りの組み合わせが可能な7色のインテリアカラー、3種類のシートに6種類のシートベルト、2種類のインテリアカーボンファイバートリムパッケージに加えてステルスアルミニウムトリムオプションの設定、さらに6色からの選択が可能なブレーキキャリパー等々がそれだ。
コルベットZ06の生産は、コルベット伝統のボウリンググリーン工場で2022年夏頃から開始される予定。日本市場への導入計画、ならびに価格はまだ発表されていないが、ヨーロッパ産のスーパースポーツと比較すれば、そのコストパフォーマンスの高さは絶対的なものであることは十分に予測できる。ちなみに、左右両方のハンドルが発売される予定とのこと。その日本上陸に大いに期待したいところだ。
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