「クラシックカーが汐留に120台集結」江戸風情残るツーリング「コッパ・ディ東京」の1日に密着
「コッパ・ディ東京」の江戸観光ルートとは
2009年に汐留イタリア街にスタート会場を移して以来、「コッパ・ディ東京」は年々人気を高めているのだが、とくに今回は昨2020年の変則的な開催スタイルから、このイベントのオリジナルの姿に戻ったこと、また、昨年以来のフラストレーションが放出されたかのように、参加車両はこれまでを大きく上回る約120台にのぼった。
●珠玉のクラシックカー120台による、洒脱な東京観光ツーリング
当然ながら汐留西公園には収まりきらず、イタリア街周辺のコインパーキングなどでいったん待機するエントリー車両も多くなったものの、とても優秀なボランティアスタッフの誘導や、それにしっかり従うエントラントたちの意識の高さが、非常に印象的であった。
また参加車両のレベルの高さ、あるいはバラエティの豊富さもこのイベントの大きな特徴。今年はとくに英国車がメインフィーチャーされ、先導グループおよび一般エントリー車両ともに希少なブリティッシュ・クラシックたちが、これも2年ぶりに入場できることになったギャラリーたちに見守られながら、続々とスタートしていった。
しかし「コッパ」というイタリア語のイベント名を名乗ることからもわかるように、もともとこのクラシックカーラリーは、イタリア車の愛好家たちが中心となって生まれたもの。したがって、今回の参加車両においても「巨匠」こと堺正章氏のマセラティ「A6GCS」を筆頭に、珠玉のイタリア車たちの姿が数多く見られた。
またシトロエン「SM」などのフランス車、今回の最大会派であるポルシェ勢や、メッサーシュミットKRに代表されるドイツ車、さらにはシボレー「コルベット」などのアメリカ車、360cc軽自動車も含む国産クラシックカーたちも数多く参加し、スタート会場や沿道のギャラリーを大いに喜ばせることになった。
ところで「江戸」を感じさせる古き良き下町を中心としたコース設定でおなじみとなっている「コッパ・ディ東京」について、主催者側では競技性を少し緩めて、東京の名所を回遊するツーリング指向としているとのこと。また、走行するルートも毎回少しずつ変更しているそうだが、筆者が久しぶりに尋ねた今回は、汐留イタリア街をスタートした直後に、まずは最初のPC競技が待ち受けていた。
そののち、最初のチェックポイントである「神田明神」でおはらいを受け、上野を経て浅草の「今戸神社」でおみくじを引くことになっていた。
おみくじのあと、浅草から柳橋へと進行したエントラントは、ここで2度目となるPC競技に臨んだのち、老舗のつくだ煮屋「小松屋」のお土産が全参加車両に配布された。
さらにこのゴージャスきわまりない車列は、両国橋を通過したのちに豊洲市場や「ガレーヂ伊太利屋」前を通過してお台場へと回り、レインボーブリッジを渡って芝浦から三田方面へと進んだ。
そして例年ならば、ここから浜松町付近を通過して汐留イタリア街のゴールに戻るのだが、今回はさらに協賛社であるセレクトショップ「ヴァルカナイズ・ロンドン@ザ・プレイハウス」のある青山まで足を延ばしたことによって、全ルートは例年より10kmほど長い約45kmに及んだ。
これらの東京名所は、首都圏在住者にとっては見慣れた光景であるのは間違いあるまい。しかし、素晴らしいクラシックカーとともに視野に入ると、この上ないほどに素敵なものと映ってしまう。
汐留イタリア街から始まる、この洒脱な雰囲気こそが「コッパ・ディ東京」の真骨頂。至宝ともいうべき素晴らしいクラシックカーたちと、東京の景観が織りなす情景こそが、ギャラリーたちにとって、そして何より愛車とともに参加するエントラントたちにとって、このラリーイベントを特別なものとしている最高の理由と感じられたのである。
・コッパ・ディ東京
https://www.coppa-di-tokyo.com/
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