「どうして高級車はブラック化するのか?」ベントレー「コンチネンタルGTマリナー」にブラックライン追加! ロールスとの違いは?
「コンチネンタルGTマリナー」に、ブラック仕様が登場!
ベントレー「コンチネンタルGT/GTコンバーチブル」の人気オプションである「ブラックライン」を取り入れた「コンチネンタルGT/GTコンバーチブル マリナー」が登場した。英国ラグジュアリーブランドの流行は、ブラック化にあるようだ。

●どうして超高級車がブラック化するのか
高級車といえば、モールやグリルなどをクロームパーツで飾るのが定石であったが、そうした部分をすべてブラック化するのが潮流のようだ。ロールス・ロイスでは「ブラックバッジ」としてエクステリアの金属的なパーツをダーク調に仕立て、これまでのロールス・ロイスのイメージを一新している。
しかし、モール類のブラック化は今に始まったことではなく、1980年代にはBMWがMシリーズなどのスポーツ仕様モデルのモールをブラックにして、メッキモールを備えたモデルとのキャラクターの差異化を図っていた。現在ではキドニーグリルやホイールまでブラックにしている。
つまり、もともと「ブラック化=スポーツ」というイメージがあったのだが、スポーツウェアがフォーマルへと変貌していくファッションの世界のセオリーどおり、高級車の世界でも同様の現象が起きていると捉えてよいだろう。
●気品あるスポーティさがベントレー
さて、今回ベントレーに登場した「GTマリナーブラックライン」に話を戻そう。
ブラックラインは、もともと現在デリバリーされるコンチネンタルGT系の38%を占めるほど人気のオプションだ。
具体的にブラック化されるエクステリアのブライトウェアは、ベントレーのウィングド「B」バッジ以外と考えてよい。ラジエーターグリルベゼルも当然ながらブラックとなる。
では、GTマリナーブラックラインの特徴をエクステリアから紹介しよう。

まず、GTマリナーではアッパーミラーキャップがサテンシルバーだが、ブラックラインでは黒光りする「ベルーガ」で仕上げられるのが特徴だ。また、フロントフェンダー左右にあるマリナー独特のマトリクスウィングベントもブラックアウトされ、「Mulliner」のロゴがさり気なく添えられている。
ただしラジエターグリルには変更はない。グリル全体をただブラック化するのではなく、明るく縁取りすることで奥行きとラグジュアリー感を演出するGTマリナーのグリルはそのまま踏襲し、バンパーロアグリルのみをブラック化している。
ホイールは22インチ、リムはブラック塗装仕上げ、セルフレベリングバッジにはクロームのリング付き。また、コントラストの効いたポリッシュ仕上げの「ポケット」が印象的なマリナー製ブラックホイールもオプションとして近々追加される予定だ。
インテリアには「マリナー ドライビング スペシフィケーション」が標準設定されるため、シートとドアとリアクォーターパネルはベントレー独自の「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」キルトで彩られる。
また、マリナーが提供する無限ともいえるカラーから好みのものを選べるほか、豊富なレザーとステッチをベースにベントレー推奨の3色コンビネーションも8種類用意される。
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GTマリナーのブラックラインは、確かにスポーティな装いである。しかし、気品と抑制が効いている分、ラグジュアリー志向が高いレベルでまとめられている印象だ。
一方のロールス・ロイスのブラックバッジが、どちらかといえばストリート志向が強く感じられるのとは対照的といえる。
もともとレース志向のベントレーがラグジュアリーへ、超高級路線のロールス・ロイスがストリートへ。同じブラック化でもベクトルが違う2大英国ラグジュアリーブランドを見比べてみるのも面白い。
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