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女性ドライバーがクラシックポルシェで7大陸走破! どうして彼女は南極大陸を「356A」で走ったのか

経験ゼロ、初心者から始めたレース活動がついに南極大陸へ

「エクストリーム耐久レーサー」という肩書きをもつ、アメリカ人の女性ドライバー、レニー・ブリンカホフ。2012年、子育てがひと段落した56歳の時に、若い頃に好きだった「運転」と向き合いレースに参戦することにしたという。

 レースもラリーも一切の経験がなかったレニーは、まずポルシェエクスペリエンス・センターでドライビングの基礎を学んだ。そして、耐久レーサーとして有名なハーリー・ヘイウッドからレースの基礎を教わった。

ボルトやエアフィルターの故障には悩まされたが、サスペンションだけはたった1回の修理で上手く動作したという(C)Valkyrie Racing
ボルトやエアフィルターの故障には悩まされたが、サスペンションだけはたった1回の修理で上手く動作したという(C)Valkyrie Racing

●レニーがラリーレースに出る理由

 レニーはレースを始めた翌年、危険にはらんでいるコースで有名な「カレラ・パンアメリカーナ」に参戦。この年も数名のドライバーが命を落としているほど危険なレースだったが、自身と同い年の1956年式ポルシェ「356A」に乗り、女性として初めてクラス優勝を飾った。

 レニーはカレラ・パンアメリカーナでの優勝を皮切りに、様々なレースに参戦すると決めたという。

 そんなある日、たまたま居合わせたFBI捜査官が、子供の人身売買や児童ポルノの取り締まりをしていると話しているのをレニーは耳にした。別の日には、レンタカーの送迎バス内で隣に座る男性が児童ポルノとおぼしき動画をスマートフォンで閲覧している場面に遭遇し、“天命”を感じたという。

 自身のレース活動を通じて周囲に勇気を与えるだけでなく、「子供の人身売買撲滅」運動もおこなうことを決意したのだった。

 そして始まったのが「DONATE356」だ。

 これはレース活動でのレニーの健闘を称える代わりに募金をする、というもの。一般的に欧米の慈善団体はしっかり手数料を取るのだが、DONATE365をおこなっている慈善団体ヴァルキリー・ギブスは、全額を寄付している。

Next南極を走った356Aの仕様とは
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