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5分で分る! 歴代ゴルフ「GTI」の系譜とは? 「ゴルフR32」「ゴルフR」と何が違うか解説

さらに個性的なキャラクターが与えられた「GTI」とは

 それでは、2000年以降のゴルフGTIの系譜を辿ってみよう。

「ゴルフR32」とはキャラクターの異なった「ゴルフGTI Mk5」
「ゴルフR32」とはキャラクターの異なった「ゴルフGTI Mk5」

●ゴルフGTI Mk5

 2003年のフランクフルトモーターショーにおいて、フォルクスワーゲンは5代目となるゴルフGTIのプロトタイプをワールドプレミアした。市販モデルの公開は、2004年9月。デザイン面では、大型のV字型フロントグリルが特徴となるこのクルマに搭載されたエンジンは、2.0リッター直噴のFSIターボ。最高出力は200psとなっている。

 さらに2006年には、GTI誕生30周年記念車「30 years of GTI」を発表。これには230psエンジンが搭載され、2007年には同じエンジンを搭載した「ピレリGTI」も発売されている。

 この5代目ゴルフにも、R32はラインアップされていた。こちらは250psを発生するVR6エンジンを搭載している4WDで、4代目ゴルフのR32と比べるとサスペンションの動きはよくなりはるかに扱いやすいものとなっていた。

 しかし、GTIと比べたときの走りは、はっきりと違っていた。R32は安定感が強く無茶をしても破綻しなさそうな感じであったのだが、GTIは右足の動きでクルマの向きを変えることができるというもの。ゴルフGTIとゴルフR32を乗り比べることによって、スペックの数字では判断しにくい、FFスポーツとハイパワー4WDの違いを知ることができた。

●ゴルフGTI Mk6

 2009年に登場した「ゴルフVI」のGTIは、現在に繋がる電子制御システムの端緒となるモデルだ。搭載されているエンジンは、210psを発生する2.0リッターターボのTSI。駆動系に電子制御式ディファレンシャルロック「XDS」を採用することで、ドライビングの楽しさを積極的にアピールしている。サスペンションの減衰力や電動パワステの操舵力などを変更できるDCC(アダプティブ・シャシ・コントロール)も、このモデルではじめてオプション設定されている。

 2011年にはコンバーチブルを追加。またこの年にGTIが35周年を迎えたことで、235psエンジンを搭載した「Golf GTI Edition 35」を発売。

 ゴルフR32は、この6代目ゴルフでは存在せず、その後継モデルとしてエンジンを256psの2.0リッターターボに換えた「ゴルフR」が発売されている。駆動方式はR32と同じく4WD。FFスポーツとハイパワー4WDを選ぶことができるという方向性は、ゴルフVIでも受け継がれている。

●ゴルフGTI Mk7

 2013年春に発売された「ゴルフVII」のGTIは、220psを発生する2.0リッターターボTSIエンジンを搭載したベーシックバージョンに加えて、230psを発生するエンジンを搭載した「ゴルフGTIパフォーマンス」という2タイプのモデルが存在した。発表時に出力が違うGTIをラインアップしたのは、これがはじめてのこととなる。

 この7代目ゴルフは、モジュラートランスバースマトリックス(MQB)方式を採用しているというのが特徴となっている。これによってGTIは、先代モデルと比べて最大で42kgの軽量化を実現。

 また、2015年には「ゴルフGTIクラブスポーツ」を発表。これには290psを発生するエンジンが搭載され、0-100km/h加速は5.9秒を記録。

 さらにその1年後に発売された「ゴルフGTIクラブスポーツS」は、310psという大パワーを活かし、ニュルブルクリンク北コースでのそれまでのFF車の記録を更新する7分49秒21というラップタイムを記録している。

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