プリンスとBMW「8シリーズ」がクールでセクシー過ぎ! 日本車「スタリオン」と「マキシマ」も登場するショートムービーとは【MVの名車】
1980年代で最もセクシーだった男がBMWに乗って登場
日本では昔から、音楽チャートの上位に妹のようなイメージを持つアイドルたちがランクインしてきた。男性アイドルもどちらかという可愛らしさを感じさせる人たちが多い。逆に海外のチャートを見ると、セクシーさを前面に出したアーティストが圧倒的に多い。彼らは“セックスシンボル”として多くの人を魅了した。
1980年代のセックスシンボルとして有名な女性アーティストといえば、マドンナ。そして男性アーティストだとプリンス。プリンスのMVはショートムービー仕立てになっているものも多く、その中で裸になるし、女性と絡むことも珍しくない。
プリンスは1978年にメジャーデビューを果たし、1980年代に入るとプリンス・アンド・ザ・レヴォリューションとして活動。「リトル・レッド・コルヴェット」「ビートに抱かれて(When Doves Cry)」「レッツ・ゴー・クレイジー」などのヒット曲を世に送り出した。彼を象徴する曲であり、映画も発表された「パープル・レイン」は1984年の作品だ。

●BMWだけでなく日本車も登場!
テレビやラジオではプリンスの楽曲がたくさん流れていたが、当時中学生だった筆者は意図的にプリンスを避けていたように思う。おそらくどこかでセックスシンボルだった彼に嫌悪感を覚えていたのだと思う。
拒絶が消え、自然にプリンスを聴けるようになったのは1990年代。プリンス・アンド・ザ・ニュー・パワー・ジェネレーションとして活動していた頃だ。今回紹介する「SEXY M.F.」は1992年にリリースされたシングルで、アルバム『ラブ・シンボル』に収録されている。この曲のMVは9分近くあるショートムービーとなっている。
地下駐車場で開かれている賭場。そこにイエローのBMW「8シリーズ」、淡い水色の三菱「スタリオン」、青い日産「マキシマ」(日本ではブルーバードマキシマ)が入ってくる。8シリーズから降りたプリンスは周囲を見渡し、女性たちに向かってピストル型マイク(これは当時のプリンスが愛用していたものだ)を向けながら「クルマに乗りな」という。しかしその場にいるギャングたちはプリンスをからかい相手にしない。ここからオルガンによるイントロが流れ始める──。
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