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プロトタイプ試乗で見えたレクサス「RZ」が秘めた実力! ハンドリング性能の高さは想像以上

豊田章男社長に「ワオ!!」といわしめた実力派

 2022年中の発売が予定されるレクサスの新しいEV(電気自動車)「RZ」のプロトタイプを、ひとあし先に試乗する機会を得た。

 2021年12月にトヨタが開催したバッテリーEV戦略説明会では、豊田章男社長とレクサスの佐藤恒治プレジデントがRZを試乗中、車内で「ワオ!!」と歓びの声を挙げるシーンが上映されたが、果たしてどんな「ワオ!!」を味わわせてくれるのか。世界屈指のハードなテストコースである、トヨタテクニカルセンター下山へと向かった。

プロトタイプでありながら驚異的なコーナリング能力を披露したレクサスのRZ。静粛性や乗り心地も高いレベルに達しているなど、クルマ全体の完成度は高い
プロトタイプでありながら驚異的なコーナリング能力を披露したレクサスのRZ。静粛性や乗り心地も高いレベルに達しているなど、クルマ全体の完成度は高い

 トヨタテクニカルセンター下山には研究開発棟や高速周回路といったさまざまな施設があるが、ハイライトは1周5.3km、高低差75m(!)という手強いカントリーコースだ。

 ポルシェを筆頭に、走りにこだわる自動車メーカーは例外なく“ニュルブルクリンク参り”をおこない、日々クルマを鍛えているが、レクサスも例外ではない。それどころか、ニュル参りでは足りないとばかりに、地元である愛知県にニュルブルクリンクを模したテストコースをつくってしまったのだ。

 ちなみに下山にはレクサスの開発陣も常駐することになっていて、実験部門と設計部門が一体となり、さらなる“いいクルマづくり”を加速させていくという。

 そんな下山のテストコースで、今回、試乗できたRZは、ドライバーの意図に忠実な車両コントロールを可能にするヨーク型(操縦桿型)ステアリングとステアバイワイヤーを組み合わせたモデルではなく、丸形ステアリングホイールに通常の電動パワーステアリングを組み合わせたモデルのみだった。

オーソドックスなレイアウトにまとめられたコックピット。写真のヨーク型ステアリング仕様は、プラスマイナス150度前後の操舵角により、運転時のステアリングの持ち替えを軽減し、ドライバーの負荷を軽減する
オーソドックスなレイアウトにまとめられたコックピット。写真のヨーク型ステアリング仕様は、プラスマイナス150度前後の操舵角により、運転時のステアリングの持ち替えを軽減し、ドライバーの負荷を軽減する

「ちょっと残念だなぁ」と思いつつコースインしたのだが、走りはじめてまもなく「おいおい、ちょっと待てよ!」と思わされた。それくらい、RZのハンドリング能力の高さは想像をはるかに超えていたのである。

Next常識をはるかに超えたフットワーク
Gallery【画像】プロトながら驚異のフットワークを披露したレクサス「RZ」を見る(10枚)

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