昭和レトロでエモい「前橋クラシックカーフェスティバル」に「ミウラ」や「テスタロッサ」などが集結!
昭和レトロな商店街にマッチしたクラシックカーたち
筆者はこのイベントを2015年の第1回からこの第6回まで、これまで一度たりとも欠かすことなく取材させていただいている。しかし、2020年および2021年は新型コロナ禍によってイベント自体が中断。今年は3年ぶりの開催となったのだが、3年分の蓄積が効いていたのか参加車両のバラエティは従来の5回以上に豊富。また常連のクルマたちに加えて、これまでは未知のクルマにも数多く出会うことができた。

●昭和レトロ+おしゃれ商店街に“映える”、クラシックカーとの妙なるコラボ
たとえば、VAGUE読者諸兄好みのクラシック・スーパーカーについていうなら、ランボルギーニ「ミウラP400S」やデ・トマゾ「パンテーラ」など、この4月に千葉・幕張メッセで開催された「オートモビルカウンシル2022」のテーマ展示において会場を陶酔させたモデルの同型車たちのほか、「テスタロッサ」に「308GTS」などのフェラーリもエントリーしていた。
また、スーパーカーに負けない人気を誇るデロリアン「DMC-12」が2台並ぶさまや、同じく2台のメッサーシュミットやBMWイセッタ、トロージャン・ハインケルからなるキャビンスクーター4台の勢ぞろい。あるいは可愛らしいフィアットの1BOXワゴン、アバルト仕立ての「900Tプルミーノ」など、これまでこのミーティングでは見ることのなかったモデルたちがたくさん参加したこともあってか、今年は例外的に多数となったギャラリーたちが、とても楽しそうにカメラを向ける姿が印象的であった。
そして3年ぶりの来訪でもうひとつ驚いたのが、以前はシャッター街だったはずの「まちなか」商店街が、いつの間にやら華麗な変貌を遂げていたことである。
2015年にこのイベントが初開催されたのち、最初の1~2年はイベントこそにぎわいつつも、肝心の商店街はシャッターが下ろされたまま。買い物はもちろん、イベント参加者やギャラリーのランチも別の場所に移動しなければままならない状況だったのが、今回は一変。以前から存在していた、いかにも昭和っぽいレトロな老舗の店に加えて、カフェやジャズ系のライブハウスなど新しくておしゃれな店舗が続々と増殖したことにより、旧世代と新世代がコラボした、にぎやかな商店街へと様変わりしていたのだ。
もちろん、このイベントを支援している「前橋市まちづくり公社まちづくり推進課」に代表される官民の努力が実った成果とも思われるのだが、同時に前橋クラシックカーフェスティバルの人気も「まちなか」商店街の復興を決定づける起爆剤のひとつとなったのは間違いのないところであろう。
そして、すっかりにぎわいを取り戻したアーケード街に、3年ぶりに姿を現したクラシックカーとの組み合わせは、ほかのイベントでは見られない「映える」組み合わせだったようで、会場を訪れていた若いギャラリーたちから「エモい!」の声が頻繁に聞かれる様子は、「前橋クラシックカーフェスティバル」と「まちなか」商店街が歩んできた成功と復活のストーリーを感じさせてくれたのである。
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