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「ドラえもん」のCMで話題になり「ゆるキャン△」で再ブームの日産「ラシーン」いま注目の自分のスタイルにハマるヤングタイマー【MVの名車】

「ゆるキャン△」で再ブームとなった「ラシーン」

 ラシーンは1994年にデビューしたコンパクトなRV。「僕たちの、どこでもドア。」というキャッチコピーで、ドラえもんを起用したCMを覚えている人もいるはずだ。小さくても、どこにだっていけるクルマ。それを端的に表現したCMはとても秀逸だった。

 1980年代後半から日産は、「Be-1」、「パオ」、「フィガロ」など、パイクカーと呼ばれるモデルを発売。これらは「マーチ」をベースにレトロ感あふれるデザインを与えて大ヒットした。Be-1とフィガロは台数限定、パオは期間限定での販売だったが、どれもオーダーが殺到しパニック状態になったほど。

2004年結成のCero。メンバーは高城昌平、荒内佑、橋本翼で、それぞれが作曲、アレンジ、プロデュースを手がけているという(C)YouTube(KAKUBARHYTHM)
2004年結成のCero。メンバーは高城昌平、荒内佑、橋本翼で、それぞれが作曲、アレンジ、プロデュースを手がけているという(C)YouTube(KAKUBARHYTHM)

●定期的にブームが訪れる人気モデル

 ラシーンは商用モデルの「エスカルゴ」を加えたパイクカー4モデルとは異なり、正式なカタログモデルとして登場。B13型「サニー」をベースに開発されていて、全グレードフルタイム4WDのアテーサを搭載していた。

 1994年といえば「パジェロ」や「ハイラックスサーフ」などクロカン4WDが全盛の時代。それらに比べると悪路走破性が高いモデルとはいえないが、今でいうクロスオーバーSUVの走り的な存在として、レジャーを楽しむ人、かわいい雰囲気のクルマが欲しいという人から支持され大ヒットした。

 残念ながらラシーンは2000年まで生産された後フルモデルチェンジすることはなく姿を消した。だがその愛らしいスタイルに惹かれる人は多く、生産終了後も中古車市場で人気は衰えることはなく、しかも定期的にブームと呼べるほど人気が高まることがあった。

 何度目かはわからないが、現在はラシーン人気がかつてないほど高まっている真っ只中にある。理由はテレビアニメとテレビドラマで放映された『ゆるキャン△』で丸目にカスタムしたスカイブルーのラシーンが登場していることにある。アニメとドラマが放映されてから、ラシーン専門の中古車販売店には「ゆるキャン△仕様のラシーンに乗りたい!」という人が押し寄せ、丸目カスタムが飛ぶように売れているという。

 ラシーンの中古車は平均価格こそ約90万円とそこまで高くないように感じるが、個別の物件を見てみると200万円近い価格で取引されているものも珍しくない。もちろん『ゆるキャン△』仕様になっていない、ノーマルのラシーンも人気だ。

「Summer Soul」のMV中に出てくるラシーンはボディサイドにウッドパネルが貼られた仕様。そういえば1980年〜90年代はウッドパネルでカリフォルニアスタイルにしているワゴンが流行っていたなと懐かしくなる。

 振り返れば、「Summer Soul」が収録された『Obscure Ride』がリリースされた2015年頃から、ユルめのネオクラに注目が集まりはじめた。そしてこの後にアースカラーにオールペンした「ランドクルーザー」や「ハイエース」などがブームになる。メロウなイメージの映像にぴったりハマったラシーン。時代の空気感を先取りしたこのチョイスはさすがだ。

 ceroは現在、2年半ぶりの全国ワンマンツアーを敢行中。2022年の夏をのんびり過ごしたい人はぜひ彼らのライブに足を運んでほしい。ドライブミュージックとしてもおすすめだ。

Nextウッドパネル仕様の「日産ラシーン」でドライブするceroのMVを【動画】で見る

ウッドパネル仕様の「日産ラシーン」でドライブするceroのMVを【動画】で見る

●cero / Summer Soul【OFFICIAL MUSIC VIDEO

歌詞中で重要なワードが「地図」。「羅針盤」からネーミングされた「ラシーン」は、その車名から選ばれたのかもしれない

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