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クラシカルなルックスに空冷単気筒を組み合わせた「インペリアーレ400」はこだわりのディテールが人気の秘密

細部にまでこだわったクラシカルなバイク

 昨今のバイクブームのなかでも、とくに人気を集めているのが、空冷単気筒エンジンを搭載するクラシカルなモデル。そんな同カテゴリーに注目のモデルが加わりました。

 イタリア発祥のベネリが手がける「インペリアーレ400」は、ディテールまでこだわったルックスが魅力。ここからは現代の技術でつくられたモダンクラシックバイクの美点をチェックしていきましょう。

イタリア生まれのベネリから、空冷単気筒エンジンを搭載するクラシカルなバイク「インペリアーレ400」が登場
イタリア生まれのベネリから、空冷単気筒エンジンを搭載するクラシカルなバイク「インペリアーレ400」が登場

 新型「インペリアーレ400」のデザインは、1950年代の名車、ベネリ-モトビ「インペリアーレズ(Imperiales)」のイメージを受け継ぐもの。ニーパッドを装備したティアドロップ型のタンクやスプリングつきの前後分割シートが当時の雰囲気を色濃く残しています。また、アナログ式の2眼メーターもクラシカルなイメージを盛り上げます。

 エンジンは、374ccの空冷単気筒。SOHCヘッドの形状もクラシカルです。マフラーはキャプトンと呼ばれるタイプで、こちらも1950〜1960年代のマシンでよく見られた形状。ヒートガードが装着される点は現代的ですが、街中で見かけたら本物のクラシックバイクと思ってしまう仕上がりです。

 近年は、ホンダの「GB350」など空冷単気筒エンジンを搭載したクラシカルモデルが人気を集めていますが、スポークホイールやスチールフェンダーなど、細部にいたるまで当時の雰囲気を残すモデルは少数派です。

「インペリアーレ400」は、国内初お披露目となった2022年のモーターサイクルショーでも多くの注目を集めましたが、灯火類にLEDを用いていないなど、細部まで徹底したパーツセレクトが高い人気の理由ではないでしょうか。

●ロングストロークエンジンの排気音が刺激的

 搭載される374ccエンジンのボア×ストローク値は72.7×90mmで、かなりのロングストローク仕様。シングルエンジンらしい鼓動感を重視した設計であることがうかがえます。

エンジンは374ccの空冷単気筒。SOHCヘッドの形状もクラシカル
エンジンは374ccの空冷単気筒。SOHCヘッドの形状もクラシカル

 実際にエンジンをかけてみると、弾けるような歯切れのいい単気筒サウンドが耳に届きます。キャプトンタイプのマフラーから響く排気音を聞くだけでも、このモデルを所有する価値があると思わせてくれます。

 それでいて走り出してみると、意外なほど振動が少ないことに気づきます。シングルらしいパルス感は活かしつつ、不快な微振動はバランサーによって取り去られた回転フィールは、現代の設計技術が導入されていることを実感させてくれます。

 また、アクセルレスポンスがよく、小気味いい排気音を響かせながらレッドゾーンまできれいに回る気持ちよさも味わえます。鼓動を感じながらゆっくり流すのが似合いそうなルックスですが、その気になれば高回転域まで回しきれるポテンシャルを秘めています。

* * *

 2021年、400ccクラスでもっとも売れたのは、惜しまれつつもその歴史に終止符を打ったヤマハの単気筒マシン「SR400」でした。そしてランキング2位は、ホンダの「GB350」。バイクブームの再燃といわれるなか、空冷シングルが人気を集めているのは面白い現象です。

 キャストホイールを採用する「GB350」に対して、スポークホイールを装着する「インペリアーレ400」は、よりクラシカルな雰囲気。直接のライバルとなるのはロイヤルエンフィールドの「クラシック350」あたりでしょうが、イタリアとイギリスにルーツを持つ2台が時代を超えて競い合うというのも興味深い状況です。

●製品仕様
・価格(消費税込):59万9500円
・サイズ:2170×820×1120mm
・装備重量:205kg
・エンジン:374cc空冷4ストローク単気筒SOHC 2バルブ
・最高出力:21ps/5500rpm
・最大トルク:29Nm/4500rpm
・スターター:セルフ式
・燃料タンク容量:12.0リットル

Gallery 【画像】単気筒エンジンを搭載したイタリア発祥のクラシカルバイクを写真で見る(10枚)
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