「納車まで1年半」の課題は良化した? 燃費向上を果たしたスズキ新型「ジムニー」はすぐ手に入るのか?
アイドリングストップ採用で燃費が向上
先ごろ、スズキのリアルオフローダー「ジムニー」と「ジムニーシエラ」の商品改良が発表されました。発売は7月20日の予定です。

今回の改良では、5速MT車にアイドリングストップ機構を追加。これによりWLTCモード燃費は、ジムニーが16.2km/Lから16.6km/Lへ、ジムニーシエラが15.0km/Lから15.4km/Lへとそれぞれ向上しています。
ちなみにジムニーシリーズのアイドリングストップは、悪路走行などを考慮して2WD時のみ作動。また、同機能の採用にともない、インパネスイッチのレイアウトなども変更されています。
今回のアイドリングストップ機構の採用は、CAFE(Corporate Average Fuel Efficiency=企業別平均燃費基準)規制への対策の一環と思われます。これは、車種別ではなくメーカー別で平均燃費=二酸化炭素排出量を算出し、年間販売台数などを加味した一定の基準を超えた場合、メーカーにペナルティを科すという規制です。
ジムニーシリーズ、なかでも中核である軽自動車版のジムニーは、軽自動車のなかでは燃費があまりよくありませんでした。そのため規制クリアに向けてアイドリングストップ機構を搭載し、少しでも燃費を良化させようとスズキは努力してきたようです。
気になる価格は、消費税込でジムニーが155万5400円〜、ジムニーシエラは186万3400円〜となっています。
●気になる納期問題は良化した? 悪化した?
現行のジムニーシリーズは、デビュー直後から世界中のマーケットで高い人気を獲得。その影響で、日本市場向けは納期が長くなるという問題が生じています。
昨今、コロナ禍や半導体不足などの影響で、多くのメーカー、多くの車種が納期の長期化という問題を抱えていますが、ジムニーはそれ以前から、あまりの人気ぶりに納車が追いつかないという状況でした。
実際、現行の4代目ジムニーは、2018年の発表後まもなく、納期が1年を超えることが大きな話題となりました。では、それから4年が経った現在の状況はどうなっているのでしょう?
SNSなどでジムニーシリーズを契約した人の声を集めてみると、ディーラーのセールスパーソンは現在、納車まで1年から1年半と回答しているようです。
関係者に状況を聞くと「昨今の情勢もあって、多くの車種で生産調整がつづいており、皆さまには大変ご迷惑をおかけし、申し訳なく思っております。そんななか、多くのバックオーダーをいただいているジムニーシリーズは、できるだけ早くお客さまの元へとお届けできるよう、可能な限り増産をおこなっています」との回答を得られました。
それを裏づけるかのように、納期まで1年以上といわれていた契約者の元へ、9か月ほどで納車された例もSNSなどで報告されています。以前の状況や昨今の世情を考えれば、現行ジムニーの課題のひとつだった納期の問題は、スズキの努力もあってそれなりに良化しているといえそうです。
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