“令和のスーパーカーブーム”到来!? 新型「カウンタック」など続々とスーパーカーが登場している理由とは
スーパーカーの「電動化」時代が迫っている
もっとも、最近発表されたスーパーカーはクンタッチ LPI 800-4だけではありません。

ランボルギーニはこのほかにも「ウラカン・テクニカ」をリリースしたほか、メルセデスAMGからはF1パワーユニットのテクノロジーをロードカーに応用した「ワン」がデビュー。
マセラティは、彼らが久しぶりに放ったミッドシップ・スーパースポーツカーの「MC20」に、スパイダー版の「MC20チェロ」を追加しています。
また、フェラーリは初の量産プラグインハイブリッド・モデルとなる「296GTB」と、そのスパイダー版の「296GTS」を相次いで発売。これとよく似た、バンク角120度のV6エンジンを積んだプラグイン・ハイブリッドモデルは、マクラーレンからも「アルトゥーラ」として発売されています。
やや強引に捉えると、こうしたモデルが次々と発表されているのは、「スーパーカー界にも電動化時代が迫っているから」といえなくもありません。
よく、「自動車が電動化されるとコモディティ化される」と言われます。
もともと日用品などを広く指すコモディティという言葉には、「あまりに一般的で個性がない商品」という意味も込められています。つまり、バッテリーとモーターで走る電動化モデルは、エンジンを積む従来の自動車と異なり、メーカーごとの個性が出しにくいので、電動化されると個性がなくなって「コモディティ化される」というわけです。
これはスーパーカーを作る自動車メーカーにとって不都合な事態です。
なにしろ、彼らは個性的なモデルによってユーザーに夢を与えることで、その存在意義を築き上げてきたのです。だとすれば、ブランドの個性を失わせる電動化などはもってのほかといえるはず。
ただし、電動化を強力に推し進めるヨーロッパの状況(これも微妙に変化しつつありますが……)を考えれば、電動化を頭ごなしに否定するわけにはいきません。であれば、「電動化を迎える前に、もう1度、自分たちのブランド性を確立しておきたい」 そんな思いから、いままで以上に個性的なスーパーカーをリリースしているとも考えられるのです。
前出のスカルダオーニ氏は、こうも語っています。
「電動化は自動車の民主化を促し、製品のコモディティ化を促すでしょう。ただし、ランボルギーニがこのルールに縛られることはありません。ランボルギーニにとって伝統は極めて重要です。私たちは、今後も自分たちのDNAを守り続けます。そのためには、たとえフルEVの時代がやってきても、それがランボルギーニであるとひと目で認識されることが重要です。この目標に向けて、私たちはいま懸命に努力しているところです」
電動化を間近に控えて繰り広げられるスーパーカーの競演は、いましばらく続きそうな気配です。
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