VAGUE(ヴァーグ)

“令和のスーパーカーブーム”到来!? 新型「カウンタック」など続々とスーパーカーが登場している理由とは

ランボルギーニのアジア・パシフィック責任者に聞いてみた

 2022年6月21日、ランボルギーニは新型車「Countach(クンタッチ)LPI 800-4」の国内発表会を催しました。

2022年6月に日本で初公開されたランボルギーニ新型「カウンタック(クンタッチ)」
2022年6月に日本で初公開されたランボルギーニ新型「カウンタック(クンタッチ)」

 1970年代の後半に、突如として起きたスーパーカーブームを過ごした世代には、クンタッチは「カウンタック」という車名で覚えている人のほうが多いでしょう。

 ただし、日本以外での呼び方は、初代のころからカウンタックではなく「クンタッチ」で、ランボルギーニも今後クンタッチと呼ぶことに決めたということなので、この原稿はクンタッチで記載します。

 クンタッチといえば、1970年代にスーパーカーブームを巻き起こしたスポーツカーの代表的モデルです。

 極端に全高が低くてクサビ型をした、あの特徴的なデザインを記憶している人も少なくないでしょう。では、なぜランボルギーニは、半世紀近くも前に発売したモデルのリバイバル版を、2022年のこのタイミングで発売したのでしょうか?

 アウトモビリ・ランボルギーニのアジア・パシフィック責任者であるフランチェスコ・スカルダオーニ氏にその理由を訊ねてみました。

「クンタッチはランボルギーニの歴史を書き換えたモデルです。このクルマによってスーパーカーの定義が変わったといってもいいでしょう。そしてランボルギーニのデザインはクンタッチによって規定されました。いえ、ランボルギーニのデザインだけでなく、ファッションや建築の分野にも多大な影響を与えました。

アウトモビリ・ランボルギーニのアジア・パシフィック責任者であるフランチェスコ・スカルダオーニ氏
アウトモビリ・ランボルギーニのアジア・パシフィック責任者であるフランチェスコ・スカルダオーニ氏

 そうした伝統を、私たちは守り続けてきましたが、現在の私たちは今後に控えた電動化時代を見据えています。私たちは本格的な電動化に至るまでの道筋を3つのステップを分けており、いまはその第1ステップで、内燃機関を称える時期と定めています。続いて、来年2023年には第2のステップを迎え、2024年ないし2025年までにランボルギーニの3モデルがいずれもハイブリッドモデル化され、CO2排出量を50%削減するというコミットメントを実現します。

 そして2027年以降には第3のステップとして、ランボルギーニ初のフルEVを投入します。これは2+2のレイアウトで、より快適性を重視したモデルとなります。このような電動化時代を迎える先駆けとして、今回クンタッチの誕生50周年を祝うモデルを発表したのです」

 ランボルギーニは間もなく本格的な電動化時代を迎える。その前に、これまで100年以上にわたって自動車を支え続けてきた内燃機関を賛辞するため、ランボルギーニの基礎を築いたクンタッチを賛辞するモデルを作り上げた……。スカルダオーニ氏の言葉は、こんなふうに要約できます。

 言い換えれば、スーパースポーツカーが電動化を迎える直前のいまだからこそ、クンタッチ LPI 800-4は誕生したといえるでしょう。

 ちなみに、クンタッチ LPI 800-4は、カーボンモノコックに排気量6.5リッターの自然吸気V型12気筒エンジンをミッドシップにレイアウトしたスーパースポーツカーで、技術的には現行ランボルギーニの最高峰モデルである「アヴェンタドール」や、2019年に限定モデルとして発表された「シアン」などと近い関係にあります。

Next各メーカーから続々とスーパーカーが登場する理由とは
Gallery 新型「カウンタック」だけじゃない! 2022年に登場したスーパーカーを見る(39枚)
シチズン「プロマスター」新作 “海の男”をうならせた頼れる1本

page

  • 1
  • 2

VAGUEからのオススメ

海と向き合い、自らを再起動する――プロセーラーが語る、シチズン「プロマスター」で“限界を超える”意味とは【PR】

海と向き合い、自らを再起動する――プロセーラーが語る、シチズン「プロマスター」で“限界を超える”意味とは【PR】

RECOMMEND