メルセデスAMG新型「C43 4MATIC」欧州で登場! F1譲りの電動ターボでレスポンスはどうなった?
電気モーターがターボラグを打ち消す
フランス東部、ドイツ国境にもほど近いコルマール周辺でおこなわれた今回の国際試乗会。街中の拠点を走り出して、まず鮮烈だったのが、アクセル操作に対するツキの良さでした。
低回転域ではターボラグを感じないどころか、自然吸気エンジンでもなかなかこうはいかないだろうというぐらいの鋭いレスポンスで、軽やかに発進し、そして速度を上げていきます。かと言って反応が過敏というわけではなく、あくまで意のまま、思いのままという感覚です。

さらにアクセルを踏み込んでいくと、エンジンの回転上昇に従ってあふれんばかりのパワーが発生していきますが、この時もやはりアクセルレスポンスは素晴らしいの一言。とくに、コーナー進入などで一旦アクセルを戻し、再度踏み込んだ時に即座に加速が始まるあたりは、まさに目をみはるものと言えます。
こういう場面で、普通のターボエンジンは一旦、過給圧が下がってしまうのですが、このエンジンは電気の力でアクセルを戻してもターボチャージャーを回し続けることで、ターボラグを打ち消しています。つまり、過給の立ち上がりにくい低回転域だけを電気の力でアシストするのではなく、全域で黒子として、スポーティな走りに貢献しているというわけなのです。
シャシの出来栄えも上々。4MATICの安定感を土台に、リアホイールステアが俊敏なフットワークを実現していて、コーナーが連続する場面でも気持ち良く駆け抜けていくことができます。
走行モードにもよりますが、低速域では前輪とは逆位相にステアする一方、高速域では同位相として一層の安定性を確保してくれるので、雨の中をハイペースで行く際にも不安感とは無縁。思わず、ワインディングロードを含む試乗コースを何周もしてしまったのでした。
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かねてから「電動化は我々のようなハイパフォーマンスカーブランドにとってネガティブではなく、むしろ追い風だ」と言い続けているメルセデスAMG。
すでにBEVも、PHEVも、走りの楽しいモデルを世に送り出していますが、このメルセデスAMG C43 4MATICもまさに、電動化の旨味を最大限に活かして、純エンジン車では実現不可能な走りを味わわせてくれる1台に仕上がっていたと言っていいでしょう。
ボディは従来どおり、セダンとステーションワゴンが用意されています。このご時世、導入時期は読めませんが、ファンの多い日本ですから、早期の上陸を期待したいですね。
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