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ヨコハマの最新スタッドレス「アイスガード7」はどう進化? 真冬の北海道のテストコースと一般道で試してみた

“世界一過酷な冬路面”といわれる旭川の一般道でも安心感がある

 続いて、綺麗に圧雪されたコースで比較試乗。まずは、この圧雪路で新製品のアイスガード7と先代のアイスガード6をたっぷり乗り比べることに。

旭川市街の交差点では、人が歩くのも大変なほどのアイスバーンになっていた
旭川市街の交差点では、人が歩くのも大変なほどのアイスバーンになっていた

 コース上にはパイロンが置いてあり、それぞれ40km/hと60km/hで走行するレーンが設けられています。正直、走り出すまでは、「違いがわかるのだろうか……」と不安でした。前述したとおり、雪上性能は3%向上とのこと。数値だけで見ると、冬タイヤを知り尽くした玄人にしかその違いはわからないのでは、と思ったのです。

 まずはアイスガード6から試乗スタート。40km/hなら簡単にクリアできるかなと思ったのですが、発進する時に少しアクセルを強めに踏み込むと、やや空転しながらスタートしました。ひとつめ、ふたつめのパイロンは、しっかりグリップしている感覚を感じながら曲がれていたのですが、3つめになるとクルマの振りがどんどん大きくなっていくため、たまらず滑り出してしまうシーンも。

 60km/hの走行レーンでは、それが顕著に現れました。最初の方のパイロンからクルマが流れ始めて、3つめのパイロンでは、クルマが完全に横を向き始めて、一旦ブレーキをかけてスピードをかなり落とさなければ曲がれない状態に。一般道を運転する時には、もちろんこんな運転はしないのですが、少し無茶をしてしまうとタイヤのグリップ限界は思ったよりも近くにあるんだと感じました。

そして、いよいよ「アイスガード7」を履いたクルマに乗り換えます。まずは同じように40km/hからスタート。最初は違いが分かるかどうか不安だったのに、発進からその違いを感じられたことに驚きました。

 アクセルを踏み込むと、先ほどよりもタイヤがググッと雪を掴んでいる感触があります。「6」と比較すると、滑り出してもすぐグリップが回復するので、よりスムーズに発進していきます。40km/hのパイロンスラロームは、ほとんど横に滑り出すことなくクリア!

 60km/hでは、さすがに3つめのパイロン付近で滑り出すのですが、クルマの動きも制御しやすく速度を乗せたまま走り抜けることができました。

 驚いたのは、40km/hという低速からでも、その違いと安心感が感じられたこと。これなら一般道で走っている時でもアイスガード7の性能をしっかりと体感できると思います。そして、万が一滑ってしまった時にも、慌てずにクルマを立て直しやすいところも進化を感じられた部分でした。

筆者のモータージャーナリスト、伊藤梓さん
筆者のモータージャーナリスト、伊藤梓さん

 テストコースでは、条件を揃えてテストすることで、アイスガード6とアイスガード7の性能の違いをチェックできましたが、実際の路面のコンディションはどんどん変わっていくもの。「やっぱりリアルな雪道でも試してみたい!」ということで、「世界一厳しい冬路面」とも言われる旭川周辺を、「アイスガード7」を履いたトヨタ「カローラ」で走ってみることにしました。

 街中を走ってみると、圧雪路や少し溶けてシャーベット状になっているところ、突然凍っているところ……確かに過酷と言われるだけあって、さまざまな路面が待ち構えています。

 最初はビクビクしながら走っていましたが、走っているうちにいつの間にか肩の力が抜けていることに気づきました。

 自分が乱暴な運転をしない限り、どんな路面でもタイヤがしっかりグリップしている感覚が伝わってくるので、安心感を持って走ることができます。

 とくに自信を持って走れるようになった理由は、氷や雪上でも発進、停止で大きく滑らないから。昼間の圧雪路でも、日が落ちて気温も下がり、凍りはじめた路面でもしっかり止まってくれるので、日常的な運転の範囲であれば、ほとんど怖い思いをせずに運転できると感じました。

※ ※ ※

 テストコースでも一般道でもその性能の高さを感じることのできたアイスガード7。氷上に加えて、雪上でもさらに安心感を持って走れるようになったことで、雪道の運転が楽になり、ドライブや観光の幅もさらに広がったような気がします。

 日々雪道を走る雪国のドライバーにも、初めて雪道を走るような初心者の人でも、どんな人にでもぴったり合うタイヤなので、今回のテストを通して「たくさんの人に自信を持っておすすめできるな」と実感しました。

Gallery 【画像】ヨコハマの最新スタッドレス「アイスガード7」はなぜ氷に効く!? 画像でチェック(30枚)
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