人気のコンパクトSUV!ボルボ「XC40」に追加されたシングルモーターEVの実力とは? ツインモーターとどう違う?
EVならではの低重心設計 扱いやすいシングルモーター
タイヤが路面に滑らかに接地するようになると、グリップ力が安定してクルマの動きがより落ち着くようになります。
試乗当日、東京湾アクアラインでは13m/s(約47km/h)もの横風が吹いていて、このため進路を乱されるトラックも見かけましたが、XC40 リチャージはハンドルに軽く手を添えているだけでまっすぐに走ってくれました。
この辺は、EVならではの低重心設計が効いているのでしょう。

ところで、XC40 リチャージ シングルモーターの最高出力は231馬力、最大トルクは330Nmで、ツインモーターの408馬力と660Nmに比べるとやや見劣りします。
それでも、231馬力といえば、CセグメントのSUVとしてはかなり高性能な部類。
ちなみに、XC40のエンジン車は、ハイパフォーマンスなB4でさえ最高出力は197馬力、最大トルクは300Nmです。車重はEVのほうが300kg以上も重いのは事実ですが、低回転域から強大なトルクを発揮する電気モーターのおかげで、0-100㎞/h加速は7.4秒と俊敏。これは、ちょっとしたスポーティセダンに匹敵する速さです。
とはいえ、そういう絶対的な動力性能以上に大切なのは、XC40 リチャージ シングルモーターの扱い易さです。
ボルボのEVには、アクセルペダルから足を離すだけで完全停止までできるワンペダル・ドライブという機能が装備されています。ただし、従来はブレーキペダルでおこなっていた減速→停止という動作を、ワンペダル・ドライブではアクセルペダルだけでおこなうので、どうしてもギクシャクした動きになりがち。スムーズに走らせるには微妙なペダル操作が求められました。
ところが、XC40 リチャージ シングルモーターではアクセルペダルを緩めたときの減速のしかたが穏やかで、ショックを感じさせにくくなっていました。
同様にして、加速から減速、減速から加速へと移り変わるときに起きていたギクシャク感も緩和され、よりスムーズな走りができるようになっています。
ボルボのEVはインテリアがすべてレザーフリーで、動物由来の本革は一切使っていませんが、この辺も扱い方が上手になってきたようで、C40のデビュー当時より格段にクオリティ感は上がったように思います。
しかも、補助金を使えば同じXC40のガソリンモデルよりも手軽に買える可能性もあるとか(東京都在住の場合。ただし補助金は予算を使い切ると打ち切られる可能性もあるので注意が必要)。
自宅に充電器を設置できて、遠出をする機会があまり多くないユーザーにとって、EVはいよいよ現実的な選択肢のひとつとなってきたようです。
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