なぜトヨタ「ハリアー」は「高級クロスオーバーSUV」と言われる? パイオニアとして君臨し続けてきた25年 その歴史を振り返る
いまもなお、高級クロスオーバーSUVの地位は変わらず…4代目
依然として高級クロスオーバーSUVの世界的なトレンドが続くなか、 パイオニアであるハリアーはさらなる飛躍を2020年に遂げた。
その4代目は、SUVにまつわる道具としての実用性や 数値で表わされる性能だけに留まらず、 心の琴線に触れる感性価値を追求したという。
4代目はより人生を豊かにするパートナーとして、 心を優雅に満たしてくれる、ただひとつの存在として、またひとつ、世界に新たな価値を示した。
開発では「直感で感じるもの」「言い表せない部分」にこだわり、心に響く感性価値を追求。
走りにおいても、データだけでは見えない感覚的な要素を評価部門とエンジニア部門がひとつひとつかみ砕きながら共有したという。
4代目は社内で「匠」と呼ばれるドライバーが「今までやりたかったことの集大成」と形容するほどの質感を手に入れた。
エクステリアは、おおらかな立体の断面が大胆に変化していき、やがて鋭利な折れ面になるという断面の変化で、豊かな表情と力強い動感を表現したサイドビューが特徴的。
スポーツカーのように豊かな張り出しを持ったリアフェンダーやシャープなラインは、鉄板のプレス成形の限界に何度も挑むことで実現できた造形だという。
インテリアは、包まれるような安心感と上質さを追求。
頼りがいのある逞しい骨格を感じさせるセンターコンソールは乗馬の「鞍」の厚い革が持つ、おおらかな曲面をイメージして生まれたもの。
それを挟み込むインストルメントパネルとの組み合わせで「おおらかな逞しさ」を表現している。
また4代目はトヨタ初の「調光パノラマルーフ」を採用。これはガラス間に液晶調光フィルムを挟んだ構造によって、透過・調光を瞬時に変化させるものだ。
前席中心に後席の頭上まで覆う大きさのパノラマルーフが室内に心地良い開放感をもたらし、調光時には障子越しのような柔らかい光が差し込む上質な空間を演出する。

4代目はデザインだけが特徴ではない。
昨今叫ばれるカーボンニュートラル時代に向けたハリアーの新たな価値も示している。
それは2022年に登場したハリアーPHEVだ。
これはEVドライブがもたらす圧倒的なスムーズさや、エンジン+モーターパワーが生み出すパワフルな加速フィーリングが体感出来る代物で、「ハリアーの歓び」をプラグインハイブリッドシステムの採用によってさらに味わえる。
※ ※ ※
ハリアーは25年の間、高級クロスオーバーSUVのパイオニアとして君臨し続けてきた。
途中ではハリアーをベンチマークした他モデルも登場してきたが、その存在感やブランド価値を凌駕するまでには至っていない。
次の25年、ハリアーはどのような進化を遂げ続けるのか、楽しみでならない。
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