なぜトヨタ「ハリアー」は「高級クロスオーバーSUV」と言われる? パイオニアとして君臨し続けてきた25年 その歴史を振り返る
高級クロスオーバーSUVのパイオニア、トヨタ「ハリアー」
「高級SUV」といえば価格が高い輸入車を思い浮かべる人がいるかもしれない。
しかし、日本には四半世紀の歴史を持つ高級クロスオーバーSUVのパイオニア、トヨタ「ハリアー」が存在する。
2022年で初代誕生から25年を迎えたハリアーだが、どのような歴史を辿ってきたのか、今一度見ていきたい。
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誕生から25年を迎えるハリアー。1997年に登場した初代は「高級クロスオーバーSUV」という新ジャンルを開拓し、瞬く間にその人気を確立した。
2003年に登場した2代目は磨き上げられた走りに加え、ハイブリッド車を追加したことなどにより、さらなるプレステージ性でハリアーの地位を不動のものにしている。
その後、一時は「生産終了するのでは」とも噂されたハリアーだが、熱い声に応え2013年に3代目として新たな一歩を踏み出した。
そして、2020年にはもはや珍しくなくなった「高級クロスオーバーSUV」かつ、世界的なトレンドとなったなかで パイオニアであるハリアーは4代目となったのだ。
では、それぞれの歴代モデルにはどのような特徴があったのか。
タキシードに身を包んだライオン顔の紳士が登場するCMとともに鮮烈なデビューを果たした初代のキャッチコピーは「WILD but FORMAL」となり、まさにこのクルマのコンセプトを言い表していた。
同じく北米ではレクサス「RX」としてデビュー。直後から爆発的な人気を呼び、他メーカーからも多くの類似のコンセプトを持つクルマが生まれている。
それまで存在しなかった「高級クロスオーバーSUV」というジャンルを切り開いた存在、それが初代ハリアーだ。
コンセプトは、「スポーツ・ユーティリティ・サルーン」。
国内・北米ともにSUV人気が高まってきた1990年代半ば。高級サルーンの持つ優れた資質はそのままに、SUVの良好な視界、オフロードも走行できる機動性、ステーションワゴンの便利さを兼ね備えた新ジャンルとして開発がスタート。
エクステリアデザインのテーマは「スピンドルシェイプ・オン・ボード」となり、デザイナーが造形のテーマに据えたのは、ウェッジした紡錘形が台の上に乗っているイメージ。
前傾させたホイールフレア、大きく傾斜したフロントピラーやキャビンフォワードが生み出す独自のシルエットなど、既存の無骨なSUVやセダン派生のステーションワゴンとは一線を画すデザインにつながっていった。
インテリアデザインは「従来にない高級車の価値を表現」。
奥行きがあるインストルメントパネルのボリュームを活かし、ドライバーとパッセンジャーをラウンディッシュに囲み込みながら前後の動きを強調したデザインを採用することで、あえてセンタークラスターの流れをシフトレバーまでで切り、セダンやクーペでは得られない開放感を表現し、左右のウォークスルーも可能にしていた。
さらに世界初のエンジンマウント制御技術も投入している。
高級サルーンの快適性を追求し、振動・騒音についても徹底的な対策が施され、。3リッターV型6気筒エンジン車には世界初のアクティブコントロールエンジンマウントも採用していた。
また、アイドリング時のエンジン振動を打ち消すようにマウントの特性を制御するもので、キャビンに伝わる振動を飛躍的に低減している。
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