2023年、ホンダのバイクに“スクランブラー”が復活! 「CL500」は250ccモデルの登場にも期待大
世界的に人気の高いスクランブラースタイルを実現
2023年のバイク市場を占う上で重要なモデルが多数出展されたイタリア・ミラノでのEICMA(国際モーターサイクルショー)2022。
その会場で注目を集めたモデルのひとつが、ホンダの「CL500」です。「レブル500」をベースに、人気が高まっているスクランブラースタイルに仕立てられています。

スクランブラーとは、かつてオフロード向けの専用モデルが存在しなかった頃、オンロードマシンをベースにアップタイプのマフラーなどを装備し、ダートも走れるようにアレンジしたバイクを指します。近年は当時のスタイルが評価され、メーカー各社がスクランブラースタイルを復刻したモデルを続々とリリースしています。
ホンダが発表した「CL500」は、ベース車である「レブル500」と同様、並列2気筒のエンジンを搭載し、排気口をアップタイプにしたマフラーを装備。
ホイール径はフロントを19インチにするとともに、サスペンションのストローク量も伸ばして悪路での走破性を向上させています。フロントフォークに装備された蛇腹のフォークブーツも、かつてスクランブラーに採用されていたものです。
また、「CL」という車名も、かつてホンダが販売していた「CB72」をスクランブラー化した「CL72」などに採用されていたもの。海外のオフロードレースでも活躍していた車種なので、昔からのバイクファンならなつかしいと感じる人も多いでしょう。
最近は、日本でもキャンプツーリングが人気ですが、オフロードを走れるスクランブラースタイルのマシンは、そうしたアウトドアアクティビティとも相性がよさそうです。
●「レブル250」ベースの250ccバージョンにも期待!
「CL500」は「レブル500」をベースとしていますが、日本における「レブル」シリーズは「レブル250」が大人気。5年連続でこのクラスの販売台数トップを維持していることもあり、日本市場にはこちらをベースとする「CL250」も登場するのではないかとの情報もあります。
「『レブル250』は単気筒エンジンを搭載していることもあり、オフロード走行との相性はこちらの方が良さそうですね」と語るのは、2輪車など乗り物について取材・執筆を続けているライターの増谷茂樹さん。
「低回転からフラットなトルクで扱いやすいエンジンなので、スクランブラースタイルでもその魅力を活かせることでしょう」(増谷さん)
エンジンやフレームだけでなく、丸型のLEDヘッドライトやタンク、メーターなど「レブル」シリーズと共用とおぼしきパーツを多用している「CL500」。250の方も売れているモデルとパーツを共用すれば、販売価格を抑えることもできそうです。購入しやすいバイクの選択肢が増えるのは、業界にとってもうれしいニュースといえるでしょう。
●製品仕様(欧州仕様)
・サイズ:2175×831×1135mm
・シート高:790mm
・重量:192kg(装備類含む)
・エンジン:471cc水冷並列2気筒DOHC4バルブ
・最高出力:46.6ps/8500rpm
・最大トルク:4.42kg-m/6250rpm
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