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RX-7にコスモスポーツにRX-VISION…クルマ好き憧れのお宝が並ぶ新生「マツダミュージアム」の全容とは

アマティ用に開発されていた幻のV12エンジンも展示

 新生マツダミュージアムに展示される車両は、リニューアル前よりも増えて36台になった(タイミングにより増減することもある)。

マツダが初めて実用化した2ローター・ロータリーエンジンを搭載する「コスモスポーツ」など、マツダファン垂涎のお宝を多数ディスプレイ
マツダが初めて実用化した2ローター・ロータリーエンジンを搭載する「コスモスポーツ」など、マツダファン垂涎のお宝を多数ディスプレイ

「R360クーペ」や「コスモスポーツ」といった黎明期のモデルから、歴代「RX-7」に初代「ユーノス ロードスター」、初代「デミオ」など世に送り出された多彩な市販車から、ル・マン24時間耐久レースで優勝を果たした「マツダ787B」(イベントなどに駆り出されているタイミング以外は、優勝したマシンそのものを展示)をはじめとするモータースポーツ車両、さらには、「RX-VISION(RXヴィジョン)」に「VISION COUPE(ヴィジョンクーペ)」といったモーターショーを華々しく彩ったコンセプトカーまで、マツダファン垂涎のお宝がディスプレイされている。

 なかには、バブル崩壊の影響を受けて、結局、世に出ずに終わった幻の高級車ブランド・アマティ用に開発されていたV型12気筒エンジンなど、マニアさえ驚く展示もある。

 余談だが、そのV12エンジンの見た目は、“市販済み”といわれても疑問を抱かないほどつくりこまれており、当時、開発がかなり進んでいたことをうかがわせる。そんな貴重な歴史遺産まで、新生マツダミュージアムでは見ることができるのだ。

バブル崩壊の影響を受けて幻に終わった高級車ブランド・アマティ用に開発されたV型12気筒エンジンなど、マニアさえ驚く展示も
バブル崩壊の影響を受けて幻に終わった高級車ブランド・アマティ用に開発されたV型12気筒エンジンなど、マニアさえ驚く展示も

●車両を間近で見られるよう配慮された展示方法

 そんな新生マツダミュージアムにおいて、感心させられたことがある。それは車両が展示される環境だ。

 多くのミュージアムでは、展示されるクルマは柵の内側にあったり、ロープで囲われたりすることが多いが、マツダミュージアムには基本的にそれらがない。

 その理由は、「できるだけ車両に近づいて見られるように」という来場者への配慮だ。もちろん、展示される車両に触れるのは厳禁だが、貴重な歴史的車両を前からも横からも後ろからも眺めることができるのは、マツダファンならずともうれしい配慮だ。

 さらに、説明員の方にいわれて初めて気づいたのだが、車両の説明文が書かれたプレートがクルマよりも目立たないサイズとなるよう配慮されている。確かに、クルマを見て回る際の邪魔にならない。訪れるファンにとってはうれしい気配りといえるだろう。

 さらに新生マツダミュージアムには、以前と同様、工場の生産ラインを見学できるルートが含まれている。工場の敷地内にあるミュージアムならではといえる魅力だ。

 ミュージアムの見学順路に従って進んでいった先には、「CX-30」や「ロードスター」が工場で組み立てられている様子を見ることができる。自動車が生まれていく様子はなかなか見ることができないだけに、マツダミュージアムならではの貴重な体験といえるだろう。

 メルセデス・ベンツにBMWにポルシェ、そして日本のトヨタやホンダなど、多くの自動車メーカーは過去の遺産を展示するミュージアムを構えている。その理由は、ブランドに対する親しみと絆を深めてもらうためだ。

 そういう点において、新生マツダミュージアムは見ごたえたっぷりの施設といえる。マツダ車のオーナーやファンはもちろんのこと、クルマ好きなら一度は訪れる価値があるミュージアムといえるだろう。

Gallery 【画像】「RX-VISION」から幻のV12エンジンまでお宝ズラリの新生「マツダミュージアム」を見る(81枚)

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