シックな新色がおしゃれ ホンダ「スーパーカブ」の旗艦モデルは初代「C100」のルックスを現代に継承
初代モデルから継承したスタイルにシックなカラーをまとう
65年の歴史を持つホンダ「スーパーカブ」シリーズのフラッグシップモデル「スーパーカブC125」に、新たにふたつの新色が加わりました。
新カラーは、パールカデットグレーとマットアクシスグレーメタリックで、従来から設定のあるパールネビュラレッドを加えた全3色がラインナップされます。

「スーパーカブC125」は、羽ばたく鳥の翼をモチーフにしたハンドルなど、シリーズの初代モデルである「C100」から受け継いだデザインを、現代風にアレンジしたスタイルが特徴です。
今回追加された新色のパールカデットグレー、はシックなカラーリングながら都会的な雰囲気のパールと仕上げなっており上質な雰囲気。大人のライダーにも選びやすいカラーといえそうです。
もうひとつの新色であるマットアクシスグレーメタリックのモデルは、初代をモチーフにした赤いシートが装備され、マットなカラーリングにアクセントが効いています。
●伝統と現代の技術が融合
「スーパーカブC125」のデザインは初代「C100」をオマージュしたものですが、装備は現代的なものが充実しています。
フロントフォークはテレスコピック式で、「スーパーカブ」シリーズの特徴でもある17インチホイールはキャストホイールとなっています。丸目ヘッドライトの光源はLEDで、このクラスには珍しいスマートキーシステムも搭載。ロングストロークエンジンやフロントABSなども採用されています。
「キャストホイールの効果もあって車体の剛性感が高く、乗ってみるとビジネスバイクっぽさはなく、普通のバイクと同じように操る楽しさを味わえます」
そのように「スーパーカブC125」の印象を話すのは、バイクや自転車など乗り物を中心に取材・執筆をおこなっているライターの増谷茂樹さん。
「各部のデザインや仕上げも上質で、所有する喜びを味わえるのも大きな魅力だと思います」(増谷さん)
上質な乗り味の要ともいえる17インチのホイールは、開発当時に本田宗一郎氏がこだわったポイントだといいます。デザインだけでなく設計思想も初代モデルから受け継ぎながら、現代の技術と融合させた稀有な存在。「スーパーカブC125」に一度は乗りたいと思っていたライダーにとっては、今が絶好の機会といえそうです。
●製品仕様
・価格(消費税込):44万円
・サイズ:1915×720×1000mm
・車両重量:110kg
・エンジン:空冷単気筒OHC
・最高出力:9.8ps/7500rpm
・最大トルク:10Nm/6250rpm